フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、F1は1シーズンあたりのパワーユニット(PU)コンポーネントの使用可能基数を増やすべきだと考えている。

 現在のF1では、PUコンポーネントのうち内燃エンジン(ICE)やMGU-H、MGU-K、ターボチャージャー(TC)などがドライバーあたり年間3基、コントロールエレクトロニクス(CE)やエナジーストア(ES)は年間2基、エキゾーストシステム(EX)は年間8基までと規定されている。しかし使用可能基数の超過によるグリッド降格を受けずに1シーズンを走り切ることができるのは稀。追い上げが比較的容易なスパ・フランコルシャンで行われるベルギーGP、もしくはモンツァ・サーキットで行われるイタリアGPでは、多くのチームがPUを交換し、ペナルティを消化した。

 イタリアGPでは20名のうち9名がいずれかのグリッド降格を受け、予選後に中々決勝グリッドが発表されないという混乱が発生。FIAにはプロセスの簡略化や予選後の迅速な暫定結果発表などを求める声が集まっている。

 一連の騒動を受けフェラーリのビノット代表は、FIAはグリッド降格の適用方法を明確にする他、年間の使用可能基数を増やしていくべきだと提言している。

「(決勝グリッドの発表に)これだけ時間がかかったのには、異なる解釈があること、そしてレギュレーションが十分にはっきりしていないということがある」

 そうビノットは語る。

「これは将来的に解決しなければならないことだ。ペナルティに基づくグリッド位置の決定方法だけじゃなく、ペナルティの量も多すぎると思う」

「ポールポジションのマシンが、グリッド降格ペナルティを受けたがゆえにポールポジションからスタートしないというのは、ファンにとっても分かりにくいことだと思う。ドライバーあたり年間3基のPUというのは、我々が辿り着いたところからすると少なすぎるのかもしれない」

「来季以降のシーズンでは見直していく必要があるかもしれない」