モビリティリゾートもてぎで開催中のMotoGP第16戦日本GP。24日に行なわれたMotoGPクラスの予選の結果、レプソル・ホンダのマルク・マルケスが3年ぶりのポールポジションを獲得した。

 日本GPの2日目は、朝から予報通りの雨模様。午後にかけて天候は更に悪化したことで、Moto2クラス予選中に長時間の赤旗中断が発生。それに伴い、MotoGPクラスはFP3が中止されることになった。

 MotoGPクラスの予選は定刻より1時間以上遅れた16時10分にスタート。雨は依然として降り続けている状況ではあるが、各ライダーが果敢にアタックへ挑んでいった。

 レギュラー参戦の中上貴晶(LCRホンダ)、ワイルドカード参戦の長島哲太(Team HRC)、ジョアン・ミル代役の津田拓也(スズキ)と3人の日本人ライダーが今回参戦しているが、彼ら3人はQ1からのスタートとなった。

 Q1のセッション5分が経過した頃、ターン14で中上が転倒。前戦アラゴンGPで負傷し今も完調ではない状況にある右手への影響も気になったが、マシンを再始動し中上はピットへと戻った。

 コース上ではホルヘ・マルティン(プラマック)が最初に1分56秒台のタイムを記録。チームメイトのヨハン・ザルコも僅差のタイムを記録し、プラマックがワンツー状態でQ1は残り6分となった。

 暫定トップのマルティンはアタックを継続し自己ベストを1分55秒915まで改善。ただザルコがそれを超える1分55秒300をマークしたことで、暫定トップが入れ替わった。

 残り2分、エネア・バスティアニーニ(グレシーニ)がターン5で転倒。前戦ウイナーながらも、MotoGPクラスで初のもてぎ戦は苦い結果になったと言えそうだ。

 結局、ザルコとマルティンのプラマックコンビを超えるタイムを記録するライダーは現れず。このふたりがQ2へ駒を進めることになった。長島は9番手、津田は11番手で予選Q1敗退。転倒のあった中上は最下位の15番手となり、決勝レースは最後方からのスタートなった。

 なお後半のポールポジションを決するQ2が始まる頃には、雨も小降りとなった。

 Q2の注目は雨のFP2でトップタイムを記録したマルク・マルケスの存在だ。怪我からの復帰明け2戦目ではあるが、ホンダ勢が苦戦する中での好走に、期待が集まっていた。

 マルケスは、Q2の計測3周目に一気に自己ベストを更新する1分55秒810をマーク。ただ、Q1を突破してきたザルコが負けじと1分55秒774を記録してトップタイムとしたため、マルケスは2番手に後退。ただマルケスはさらにアタックを続け、1分55秒698までタイムを更新。これで暫定トップはマルケスとなった。

 ランキング上位のファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)らはこの予選で苦戦気味。バニャイヤは残り7分を切った頃にスペアマシンに乗り換えている。

 暫定トップのマルケスはピットに戻ることなく走り続け、残り3分で1分55秒214と、さらにタイムを削っていた。ザルコがそれに迫るペースを見せていたが、約0.2秒及ばず、ポジションは変わらなかった。

 マーベリック・ビニャーレス(アプリリア)、ブラッド・ビンダー(KTM)もコース中盤までは最速ペースを示したが、彼らもマルケスのタイムには届かないままだ。

 そして予選Q2はチェッカーフラッグが振られ、マルケスがホンダのホームコースであるもてぎでポールポジションを獲得した。マルケスにとっては復帰から2戦目、そして2019年日本GP以来3年ぶりのポールポジションとなった。

 2番手はQ1を突破してきたザルコ、3番手にはビンダーが続いた。

 ランキング上位でタイトルを争う3人だが、エスパルガロが6番手、クアルタラロが9番手、バニャイヤが12番手という結果。ライバルが沈んだエスパルガロにとって、明日の日本GP決勝は、ポイント差を縮める上でチャンスになるかもしれない。