アルファロメオF1チームは、ルーキーの周冠宇が2023年シーズンもチームに残留し、F1参戦2年目を迎えると発表した。

 周はデビュイヤーながらミスが少なく、時折印象的なパフォーマンスを発揮。デビュー戦となったバーレーンで10位入賞を果たすとカナダで8位、イタリアで10位とポイントを獲得している。イギリスGPではスタート直後に激しいクラッシュに見舞われたものの、幸い怪我を免れた。

 周のチーム残留は広く予想されているニュースではあったが、次戦シンガポールGPで2019年以来となるアジアラウンドが開幕するというタイミングに合わせて、発表が行なわれたものだと理解されている。

 チームは「彼の献身と姿勢に感銘を受けた」と語り、周は「シミュレータ・プログラムの進歩に貢献し、マシンから最大限のポテンシャルを引き出すために手を尽くしてくれた」としている。

 フレデリック・バスール代表は、周の存在は2022年シーズンのサプライズであり、来年はさらなるステップアップを果たすと考えている。

「私は周と仕事を続けることを楽しみにしている。昨年のアブダビテストに参加し、チームと働き始めたときから、彼の仕事に対する姿勢には感銘を受けたし、これは非常にポジティブな特徴だ」

「彼が速いことは知っていたが、これほど短期間でF1に適応したことは、今シーズン最高の驚きのひとつだ。彼はとてもいいやつで、チームのみんなは彼の人柄と態度の両方を気に入っている」

「彼はエンジニアやバルテリ(ボッタス)に質問をして学ぶ謙虚さと、レース後に改善するために得たすべての情報を適用する知性を持っている」

「彼は来シーズン、この経験を生かして、我々がチームを成長させ続ける中で、また新たな一歩を踏み出してくれると確信している」

 周は、チーム残留に次のように喜びのコメントを寄せた。

「F1に参戦できたことは夢のようであり、初めてレースに出場したときの感覚は永遠に僕の中に残るだろう」

「チームは初日から僕を受け入れてくれて、モータースポーツ界で最も複雑なシリーズに適応できるよう、とても協力的だった」

「このスポーツで、そしてチームで成し遂げたいことはまだまだある。そして、今年の初めから積み重ねてきたハードワークは、来シーズンの目標に向けた第一歩に過ぎない」

「まだ学ぶべきこと、成長すべきことはたくさんあるが、僕らの仕事には自信がある。僕たちの物語の次の章を楽しみにしている」