アルファロメオのバルテリ・ボッタスはF1メキシコシティGPで10位となり久しぶりのポイント獲得となった。しかしタイヤ選択次第では、もっと良いレースにできたかもしれないと悔しさもにじませている。

 ボッタスは決勝レースを6番グリッドと上位から開始すると、スタートで8番手に後退。ただ、39周目にハードタイヤへ交換するまで、アルピーヌのエステバン・オコンを退け続けていた。

 しかしその後ボッタスはオコンにアンダーカットを許してしまい後退。さらにソフトタイヤを履いたマクラーレンのダニエル・リカルドとランド・ノリスにもポジションを奪われる事になってしまった。

 終盤には同じくソフトを履いたピエール・ガスリー(アルファタウリ)とアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)からプレッシャーを受ける事態となったが、なんとか位置をキープ。10位でのフィニッシュとなった。

 今回のレースではハードタイヤを使用したドライバーが軒並み苦戦しており、ボッタスも後半に選択したハードタイヤがレースに大きく影響していたと語っている。

「タイヤが機能してくれなかったんだ。特にフロントだ」と、ボッタスは言う。

「ずっと作動温度領域を下回っていた」

「もう一度レースに出られるなら、ソフトタイヤで出て行くだろうね。ソフトタイヤを履いていたマシンは本当に飛ぶように速かったからね」

 ボッタスはFP1でハードタイヤを試した際には”まあまあ”と感じていたと説明していた。ただ決勝でどのタイヤを使用するかの決定については、「後知恵で語ることは簡単」としつつもハードが間違った選択だったと認めている。

 なおメキシコシティGPではコンストラクターズランキング6番手を争うアストンマーチンはポイントを獲得できなかった。アルファロメオはボッタスが10位に入ったことでわずかながら差を広げることに成功したため、苦しんだとはいえボッタスも胸をなでおろしているようだ。

「別のタイヤを使っていれば、また違った結果になっていたかもしれない」

「でも少なくとも1ポイントを獲れた。たしか最後にポイントを獲得してから10戦ぶりだ。そして、何であれ少なくともアストンマーチンよりはポイントを稼ぐことができたんだ」

 今回アルファロメオが示したペースは、サーキット特有のものなのか、それともアップデートのおかげなのかについてもボッタスは聞かれたが、彼は次戦以降も楽観的に考えていると話した。

「この後のレースでどうなるかは分かるよ」

「僕らはオースティン(アメリカ)でQ3に進出していたし、ポイントを獲得できているはずだった。だから、ラスト2戦では今回のように進んでくれることを期待している。僕らがそのポジションにいられない理由は無いと思う」