2022スーパーGT第8戦(最終戦)の公式予選がモビリティリゾートもてぎで行なわれた。GT500クラスのポールポジションを獲得したのは100号車STANLEY NSX-GTだった。

 シリーズタイトルを決する最終決戦となるもてぎ戦には、6チームのドライバーがタイトルの可能性を残して挑んでいる。中でもランキング首位の千代勝正、高星明誠組(3号車CRAFTSPORTS MOTUL Z/58点)、同2番手の平峰一貴、ベルトラン・バゲット組(12号車カルソニック IMPUL Z/55.5点)、同3番手の塚越広大、松下信治組(17号車Astemo NSX-GT/54点)までは自力でのタイトル獲得が可能となっている。

 ここ最近は非常に僅差の戦いとなっているQ1は、今回も激戦となった。まずポイントリーダーである3号車CRAFTSPORTSの千代がターゲットタイムとなる1分36秒129をマークしたが、このタイムは次々塗り替えられていった。

 結局トップタイムをマークしたのは、100号車STANLEY NSX-GTの山本尚貴。牧野任祐と共に首位3号車CRAFTSPORTSから17点差のランキング4番手につけ、優勝が絶対条件ながらタイトル獲得の可能性も残す山本は、1分35秒615というタイムで牧野にバトンを渡した。

 ランキングトップ3は明暗分かれた。先述の1分36秒129からタイムアップできなかった3号車は7番手、予選を苦手とする12号車IMPULは8番手で辛くもQ1突破。しかし練習走行からタイムを上げられずにいた17号車Astemoは、松下信治がタイムアップして一度はQ2進出圏内に上がったものの、同じホンダ陣営の8号車ARTA NSX-GTや16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTのタイムアップによりノックアウトゾーンに弾き出され、10番手に終わった。

 また逆転王座を獲得するためにはポールポジション獲得が必須となっていた大嶋和也、山下健太組(14号車ENEOS X PRIME GR Supra)は、Q1敗退となったことでこの時点でタイトル戦線から脱落。しかもトヨタ・GRスープラ勢は今回大苦戦を喫し、6台中5台がQ1で敗退した。

 迎えたQ2では、今季5度目のポールポジションを目指す19号車WedsSport ADVAN GR Supraの阪口晴南が1分35秒306をマークしてトップに。このタイムを上回るドライバーはなかなか現れず、勝負あったかと思われた矢先、100号車STANLEYの牧野が1分35秒194にタイムを更新。100号車が今季初のポールポジションを獲得し、逆転王座に向けこれ以上ない位置を確保した。

 しかし侮れないのはZ陣営だ。19号車WedsSportに次ぐ3番手には12号車IMPUL、4番手に3号車CRAFTSPORTSがつけた。なお各車がこのままの順位でフィニッシュした場合、12号車IMPULの平峰とバゲットが0.5ポイント差で3号車の千代と高星を逆転しチャンピオンに輝く計算となる。