Moto2バレンシア予選|小椋藍、予選はフェルナンデスに敗北し5番手。逆転王座なるか? PPはロペス
Moto2クラスはアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)と小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)によるタイトル争いが展開されてきたが、いよいよバレンシアGPで決着がつくことになる。
フェルナンデスは9.5ポイントをリードしているため、彼は表彰台を獲得すれば小椋の結果に関わらずタイトル獲得が決定する状況だ。
初日、2日目のフリー走行でフェルナンデス、小椋のふたりはそれぞれ総合2番手と7番手をマーク。予選は共にQ2直接進出を決めている。
予選Q1は、セレスティーノ・ビエッティ(Mooney VR46 Racing Team)、トニー・アルボリーノ(Elf Marc VDS Racing Team)、マニュエル・ゴンザレス(Yamaha VR46 Master Camp Team)、ジョー・ロバーツ(Italtrans Racing Team)の4人がQ2進出を決めた。
なお日本人ライダーの羽田大河(Pertamina Mandalika SAG Team)もQ1からの予選参加だったが、11番手タイムでQ1敗退となった。
Q2が始まってフェルナンデスがコースに出ると、彼の後方には多数のライダーが追走。タイムアップ狙いのライバル達を気にする素振りをみせながらも、フェルナンデスはそのままアタックに向かった。一方で小椋はタイミングをずらして単独走行の状態でアタックへ入った。
最初のアタックでは、今週末のフリー走行を通じて好調なペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)が暫定トップに。その後はアロンソ・ロペスが1分34秒314とコースレコード更新の速さを見せ、暫定トップが入れ替わった。
そして小椋もアタックをまとめあげると、1分34秒802をマーク。4番手と上位に食い込んできた。
ただその後フェルナンデスも1分34秒481と好タイムを記録し、3番手タイムに浮上。他にも1分34秒台のタイムが刻むライダーが増えた結果、小椋は7番手まで下がった状態でQ2折り返しとなった。
なかなかタイムが縮まらない状況が続いたが、小椋は残り1分というタイミングで自己ベストを1分34秒665まで更新。一時は10番手近くまで下がっていたが、ここで一気に5番手まで戻してきた。
その他にタイムシート上位に並ぶライダーのタイム更新はないまま、Q2の15分間が終了。ポールポジションはロペスが獲得した。2番手はアコスタ、3番手がフェルナンデスだ。
小椋は5番手とフェルナンデスの後方からのスタート。逆転タイトルのためにはなんとしてもレースで彼を追い抜いて行く必要がある。