【Moto2】小椋藍、最終戦バレンシアまさか転倒……逆転チャンピオンを逃す。来季もMoto2継続参戦
小椋は今シーズン、スペインGPでMoto2クラス初優勝を達成。安定した成績を武器に徐々にランキング争いに絡んでいくと、終盤戦は日本GPでも勝利し、タイトル争いはアウグスト・フェルナンデスとの一騎打ちとなっていた。
バレンシアGPには9.5ポイントのビハインドを背負って挑んでいたが、小椋は5番グリッドからスタートすると、序盤は2番手を走行。フェルナンデスのポジション次第では戴冠の可能性があった。
しかし小椋はフェルナンデスのチームメイトであるペドロ・アコスタとのバトルが続いていた8周目に、ターン11で転倒を喫してしまった。
小椋はコースへ戻ることができず、ここでリタイア。この時点で2022年のMoto2クラスチャンピオンは、アウグスト・フェルナンデスに決定した。なお小椋は最終戦ノーポイントが決まったものの、ランキング2位が確定している。
日本人ライダーのロードレース世界選手権におけるチャンピオン獲得は、2009年250ccクラスの青山博一が最後。2023年もMoto2クラスに残留する小椋は来季、14年ぶりの日本人チャンピオンを目指すことになる。