アストンマーチンでリザーブドライバーを務めるフェリペ・ドルゴビッチは、シルバーストン・サーキットにて2021年のアストンマーチン『AMR21』を駆り300kmを走った。

 イタリア・モンツァで今季のFIA F2チャンピオンに輝いたドルゴビッチは、9月にアストンマーチンの若手ドライバー開発プログラムに加入。F1アブダビGPのフリー走行1回目では、ランス・ストロールのマシンを借りる形で、F1公式セッションデビューを果たすことになっている。

 無論F2王者となったことで、スーパーライセンス発給に必要なスーパーライセンスポイントを獲得しているが、スーパーライセンスの発給要件にはF1マシンで最低300kmの走行経験を有するという条件が含まれており、今回の走行によってFP1を走るための要件を全て満たしたこととなる。

 F1マシンでの初走行を終えて、ドルゴビッチは次のように語った。

「初めてF1マシンを体験できたのは素晴らしいことだ」

「非常に多くを学べたし、アブダビに向けて必要な作業と走行距離を全てこなすことができた」

「天候は少しトリッキーだったが、ドライタイヤでもかなりの周回数をこなし、最後はウエットタイヤで走った。マシン性能はとても感動的だった。例えばギヤシフトのスムーズさ……横方向のグリップがあるから、コーナーに入る時でもスピードを出せるんだ」

「一日を本当に楽しめたし、サーキットでチームと一緒に仕事をする初めてのチャンスになった。これの実現に携わってくれたみんなに、心から感謝している」

 またドルゴビッチの走行について、チーム代表のマイク・クラックはその適応能力に感心している。

「フェリペは、シルバーストンテストで素晴らしい仕事をした」とクラックは言う。

「彼はすぐにマシンとコンディションの変化に適応し、数周走っただけでペースは上がっていった」

「若いドライバーがF1マシンで初走行を迎える瞬間を目にするのは常にエキサイティングなことだが、フェリペはこの機会を本当に上手く活かした」

「彼は知的なドライバーで、エンジニアリングチームと上手く強力し、そのプロ意識とパフォーマンス、フィードバックで我々を感心させた」