F1第21戦サンパウロGPのフリー走行2回目が行なわれ、アルピーヌのエステバン・オコンがトップタイムをマークした。

 スプリントフォーマットで開催されている今回のサンパウロGP。金曜日の予選は天候に翻弄されたが、FP2は完全なドライコンディションとなり、気温25℃、路面温度48℃で、60分のセッションがスタートした。

 予選も終え、すでにマシンはパルクフェルメ状態。セットアップの変更はできないため、各車はスプリントや決勝に向けてタイヤのデータを集めた。

 なお、ウイリアムズはこのセッションでアレクサンダー・アルボンに代わり、ローガン・サージェントを起用。スーパーライセンスポイントの上積みと、F1への習熟機会を与えた。

 各チームがそれぞれの思惑でタイヤをチョイスする中、ソフトタイヤのジョージ・ラッセル(メルセデス)がセッション序盤をリード。レッドブル勢やルイス・ハミルトン(メルセデス)はハードタイヤで周回を重ねた。

 フェラーリ勢は、シャルル・ルクレールがソフトタイヤ、カルロス・サインツJr.がミディアムタイヤで走行し、タイヤの感触を確かめた。

 ハードタイヤは100km(24周)のスプリントで使用するとは考えづらく、決勝に向けた情報収集だと予想できる。一方でソフトタイヤで走行するチームは、スプリントをソフトタイヤで走りきれるか確かめていた可能性が高いと言えるだろう。

 セッション中盤には、アルピーヌのエステバン・オコンがソフトタイヤで1分14秒604をマークしたが、FP1や予選で1分11秒台のタイムが出ているだけに、燃料搭載量は重めのようだ。

 セッション後半は、各車が前半とは異なるコンパウンドのタイヤを装着。レッドブル勢はここでソフトタイヤを履き、セルジオ・ペレスが2番手、マックス・フェルスタッペンが4番手に浮上した。

 かなり燃料を多く搭載しているのか、セッション終盤は1分17〜18秒台で周回するクルマも目立つ中でセッション終了。最終的にオコンがトップ、ペレス、ラッセルというトップ3のオーダーだった。

 スプリントレースのポールにつくケビン・マグヌッセン(ハース)は9番手、2番手からスタートするフェルスタッペンは5番手でセッションを終えている。

 アルファタウリの角田裕毅は12番手。チームメイトのピエール・ガスリーは7番手だったが、ふたりのタイム差は0.229秒と大きく離れているわけではない。

 路面温度が52℃まで上昇し、ダニエル・リカルド(マクラーレン)はミディアムの『右フロントタイヤが終わった』と無線で訴えるシーンもあったが、各車どんな戦略で臨むのか。天候も含めて、注目のスプリントレースとなりそうだ。