アルファタウリの角田裕毅は、F1サンパウロGPのスプリントで大苦戦。ペースがまったく上がらず、後方のままのフィニッシュとなった。

 角田は金曜日の予選でグリップに苦しみ、最後尾19番手に沈んだ。土曜日に行なわれた今季3回目のスプリントでは、アルファロメオやハース、そして一度ピットストップしてポジションを落としていたアルピーヌのフェルナンド・アロンソに抜かれるなど、厳しいレースになった。

「スタートではなんとかポジションを上げることができましたが、でもその後は僕には全くペースがなく、とても苦しみました」

 角田はそう語った。

「全体的に厳しい週末になっています。僕は本当にグリップが不足していますし、スプリントを行なうフォーマットの時には予選以降変更できることが限られているので、物事を厳しくしています」

「明日もそう簡単にいかないと思います。それでも、少しでも前に進むために、出来る限りのことをするつもりです」

 チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エドルズは、ドライになると予想される決勝レースでポジションを上げるべく、戦略を検討すると語った。

「FP2では、スプリントに向けたタイヤの評価に焦点を当てた。マシンはパルクフェルメ下にあったので、変更を加えることができなかった。そのため、24周を乗り切るために最適なエアロバランスと、タイヤマネジメントの方法を理解する必要があった」

 そうエドルズは語った。

「金曜日にはインターミディエイトで競争力があったため、今日も雨が降ることを期待していた。しかし、そうはならなかった」

「2台のマシンはスタートでポジションを上げた。ユウキはマシンのスライドに苦しみ続けたが、ストロール(ランス・ストロール/アストンマーチン)のペナルティとオコン(エステバン・オコン/アルピーヌ)を抜いたことなどでいくつか順位を上げることができた」

「明日のレースでチャンスを最大化するために、戦略的な選択肢を評価する必要がある」

 結局アルピーヌのフェルナンド・アロンソにもペナルティが科されたため、角田は日曜日の決勝レースを15番グリッドからスタートする予定だ。