F1分析|アロンソの”12台抜き”はただの幸運ではなかった? フリー走行から示していた高いパフォーマンスと好戦略
アルピーヌ勢は予選で2台揃ってQ3に進出。Q3では雨の影響もあり、エステバン・オコンが6番手、アロンソが7番手となったが、それでも好結果だったと言えるだろう。
ただ土曜日のスプリントは悲劇的だった。スタート直後のターン4立ち上がりでまさかの同士討ち。この時は大事には至らなかったが、その後メインストレートに入ったところえ再び接触。アロンソはフロントウイングを壊して最後尾まで転落し、オコンもフロントウイングとサイドポンツーンのダメージにより、18番手まで後退してフィニッシュした。
ただ決勝では2台が揃って速さを見せ、アロンソが5位、オコンが8位とダブル入賞。ランキング4位を争うマクラーレンが無得点に終わったので、大きなリードを持って最終戦に挑むことができる。
さて今回のアロンソの12台抜きは、偶然でもなんでもなかった。サンパウロGPでのアルピーヌは、実に速かったのだ。