11月15日(火)、イタリアの『ガゼッタ・デロ・スポルト』紙とMotorsport.comのイタリア版は、チーム内の複数の関係者の話として、フェラーリのマッティア・ビノット代表が解任される方向であると報じた。

 ビノットはテストチームのエンジン部門の技術者としてフェラーリに加入し、エンジン部門の責任者、テクニカルディレクターなどを歴任。2019年からチーム代表に就任した。

 しかし、フェラーリは2022年の新レギュレーションに向けてここ数年で最も競争力のあるマシンを作り上げたものの、相次ぐ戦略ミスや信頼性の問題でシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に対抗できず。

 またシーズン終盤はパフォーマンスを上げてきたメルセデスから、コンストラクターズランキング2位を守ることができるかどうか、というところまで追い詰められている。

 イタリアに情報筋によると、フェラーリの不調を受けてジョン・エルカン会長は1月1日付でビノットを解任し、後任としてアルファロメオのチーム代表であるフレデリック・バス―ルを起用することを決定したという。

 フェラーリはソーシャルメディア上で、ビノット解任のうわさは「まったく根拠がない」と否定する声明を発表した。

 それには次のように記されている。

「スクーデリア・フェラーリ・チーム代表のマッティア・ビノットの地位に関する一部メディアの憶測に関連して、フェラーリはこれらの噂がまったく根拠のないものであることを表明する」

 バス―ルが代表を務めるアルファロメオは、ザウバーがチームを運営。フェラーリ製パワーユニットのカスタマーチームであり、フェラーリ育成ドライバーのルクレールがデビューするなど、フェラーリと近いチームであった。

 しかし、2026年からはアウディがザウバーのエンジンパートナーおよび株主として参加することになり、そのつながりは断ち切られることになりそうだ。