2023年シーズンからアストンマーチンにはフェルナンド・アロンソが加入し、ランス・ストロールとコンビを組む。アストンマーチンは最近同士討ちがあったが、チームとして来年ナンバーワンドライバーを指名するつもりはないという。

 今シーズン、アストンマーチンはセバスチャン・ベッテルとランス・ストロールの間で小競り合いが何度か発生してきた。特にフランスGPではラストラップの最終コーナーでストロールが不意に速度を落とす場面があり、ベッテルは接触を避けるために急ブレーキをかけざるをえなかった。

 ベルギーGPでも彼らは接触するシーンがあり、タイムをロスしている。

 先週末行なわれたサンパウロGPでも彼らは小競り合いがあった。スプリントで後方から追い抜きを狙うベッテルに対し、ストロールは相手をコース外においやる激しいディフェンスを見せた。結局、これが審議対象となり、ストロールは10秒のペナルティを受けることになってしまった。

 チーム内での”不必要”な衝突とも言える出来事だが、チームを率いるマイク・クラック代表は同等の速さを持ったチームメイト同士のコース上における衝突は避けられないものだと語り、チームがアプローチを変えることはないと主張した。

「レースをしていると、こういった事も発生する」と、クラック代表は言う。

「こういったことは常に起こりうるモノだ。他のチームでも同様のことが起こっているのは分かるだろう」

「そのため、結局のところ直接的にナンバーワン、ナンバーツーのドライバーを言わないことが大事だと思う。なぜなら、それを行なってしまうとチームの状態に影響を及ぼすからだ」

「彼らからしてみても、我々がそういったことはしていないし、するつもりもないと思っているはずだ。だからこそ、互いに激しく競い合うことを覚悟しなければならない」

「残念なことだった。言うまでもなく起こってほしくないことだ。しかしコース上で同じようなポジションに、同じようなペースでいれば、こういったことは起こってしまう」

 なおストロールは来年新たにチームメイトとなるフェルナンド・アロンソ(現アルピーヌ)とアメリカGPで接触を起こしてペナルティを受けている。来年に向けてこのふたりの衝突も不安ではあるが、クラック代表はあまりことを大きくしたくない様子だ。

「物事が誇張され、彼に焦点があてられすぎていることがあると思う。これ以上、そのことについてコメントすることは無いと思うし、正直に言って大丈夫だと思っている」