FIA F2選手権のポストシーズンテストが、アブダビで3日間行なわれた。F3から昇格を目指すドライバーや、F1へのステップアップを目指すドライバーたちが走行を行なった。

 F2最終戦のレース2で優勝を飾った岩佐歩夢も、2022年シーズンに所属したDAMSからテストに参加。3日間それぞれ6時間のセッションを走った。

 初日のセッションは、リチャード・フェルシュフォー(VAR)が1分36秒395をマーク、フレデリック・ベスティとオリバー・ベアマンのプレマ組を抑えてトップとなった。

 午前はプレマからMPモータースポーツへの移籍が決まったレッドブル育成のデニス・ハウガーがリードした。またこのセッションでは、エンツォ・フィッティパルディ(カーリン)とカンポスのクシュ・マイニがコース上でストップするなど、3回の赤旗が出された。

 午後になって気温が下がると、フェルシュフォーがタイムを更新。ハウガーは最終的に4番手となった。岩佐は56周を走行し0.378秒差の5番手で初日を終えている。

 2日目は、ヴィルトゥオーシ・レーシングのジャック・ドゥーハンが午前中に記録したタイムでトップ。彼が記録したタイムは、F2最終戦アブダビで岩佐が記録したポールポジションタイム(1分36秒290)を上回る1分35秒990だった。

 一方の岩佐もそのスピードを発揮。最終的にこの日、89周を走り3番手となっている。

 午後のセッションは各車がロングランに集中。ベスティが午後のトップ、岩佐は2番手につけていた。

 テスト最終日は、ヴィクトー・マルタンスが1分35秒908を午前中にマークし、3日間のテストで最速となった。2022年のF3王者であるマルタンスは、F3でも所属していたARTグランプリからテストに参加。F2関係者の前で改めてその速さを示した。

 午後はマイニがトップとなったが、そのタイムは1分36秒875と、各車が走り込みに集中した。岩佐も3日目こそ14番手となったが、101周を走り込んでいる。

 今季のF2王者となったフェリペ・ドルゴビッチは、F1シートこそ得られなかったものの、それまでなかったメーカーの支援を得て、アストンマーチンのリザーブドライバーに就任した。またランキング4位となったローガン・サージェントは、ウイリアムズからF1デビューすることとなった。

 3位のローソンは来季、日本のスーパーフォーミュラに参戦する予定だ。ランキング2位のプルシェールもスーパーフォーミュラ参戦の噂があったが、今はF2参戦継続が濃厚だと見られている。

 ランキング5位の岩佐は、そのプルシェールやドゥーハンらとタイトルを争うことになるだろう。さらにはこのテストで速さを見せたマルタンスらも、そこに絡んできそうだ。