フェルスタッペン、2021年のような大接戦の”再現”を歓迎「F1ドライバーとしては当たり前」
彼が初めてタイトルを獲得した2021年は、メルセデスのルイス・ハミルトンと最終戦アブダビGPの最終ラップまでタイトルを争うという、2022年とは対照的なシーズンとなった。
フェルスタッペンは初戴冠後、「あんなにタイトな争いのストレスにずっと晒されているのは耐えられない」と『The Guardian』にコメントしている。
「確かに毎年あんなドラマを見ることはできないね。僕にとっても良くないし、チームの誰にとっても、両チームにとっても健全ではない」
一方で、来シーズンは史上最多の24戦までカレンダーが拡大する。フェルスタッペンはドライバーにかかるストレスや負担が増加する可能性が十分にあることを認識しつつも、問題になるとは考えていないようだ。
今後起こりうる事態への備えはできているかと問われ、彼は何の心配もしていないと語った。
「もし準備ができていないのなら、辞めたほうが良いと思う。そうでしょ?」
「もちろん、昨年みたいなシーズンを送れるのは素晴らしいことだけど、、今年のようなシーズンを送れるのもいいことなんだ」
「ただ毎シーズン、昨年のような年になるんだとしたらとても大変だろうけど、そんなことはF1では起こらないし、大丈夫だと思うよ」
フェルスタッペンの今季最大のライバルとなったシャルル・ルクレール(フェラーリ)も、より長くより激しいシーズンに向けて準備する以外の選択肢はないと語った。
「僕たちはみんな、より長いシーズンに向けて準備をしている」
「接戦になることを望んでいる。最後まで戦えるのはいいことだ。そうだね、僕はもっと多くのレースと、もっと長いタイトル争いに向けて備えているんだ」
レッドブルは今季、圧倒的な強さでいくつもの記録を作ったが、フェルスタッペンは2023年も同じような状況が続くとは考えていない。
「もっと接近してくると思う」とフェルスタッペンは語った。
「みんながマシンをより深く理解できるようになり、やがてすべてのチームがより僅差になっていくだろう」
「この冬の間に、僕たちは本当にプッシュし続け、パフォーマンスを追求し続けなければならない。来年はタイヤが少し変わるから、そこも含めてどうするかが重要になるね」