富士スピードウェイで開催されたNISMO FESTIVAL 2022。3万人ものファンがサーキットに来場し、大盛況で幕を閉じた。

 朝からサーキット入りする車が列をなすなど、レースウィークさながらの盛り上がりを見せた今回のイベント。コース上やパドック、イベント広場などで様々な催しが行なわれた。

 特にコース上での最後のプログラムは、NISMO FESTIVAL恒例の『NISMO GP』。日産のGT500&GT300、スーパー耐久マシンが混走し競い合う、一番人気のコンテンツだ。GT500車両はドライバー交代のピットストップあり、GT300とST-XクラスのGT3車両はピットスルーが義務付けられているハンデ戦となっている。

 今年は2023年にレースデビューを予定している『Nissan Z GT4 concept』も加わり、15台による12周のレースに。今季のGT500チャンピオンを獲得した12号車カルソニック IMPUL Zがポールポジションについたが、いきなり23号車MOTUL AUTECH Zのロニー・クインタレッリがオープニングラップの1コーナーで3号車CRAFTSPORT MOTUL Z(高星明誠)をパスすると、勢いそのまま12号車のベルトラン・バゲットに襲いかかり2周目には首位に立つなど、激しいバトルが繰り広げられた。

 星野一義監督(12号車)と近藤真彦監督(24号車リアライズコーポレーション ADVAN Z)が軽妙なトークにドライバーへのムチを織り交ぜながら解説する中、各車がピットインしていった。

 ここでチャンピオンの12号車はピットレーンの速度制限など知らぬとばかりに爆速ピットイン。首位を奪還することに成功した。

 結局、12号車が後続に5秒以上の差をつけてトップチェッカー。ピットレーンでの速度違反は審議対象になったものの、バゲットと平峰一貴に科せられたペナルティはなんと「エンジン部品洗浄手伝い」。結果には変動なく、12号車がここでも勝利を奪った。

 一時首位を走った23号車の松田次生にもペナルティが科されたが、こちらはフェスティバル撤収手伝いと、お祭りならではのペナルティにファンからも笑顔が溢れた。

 NISMO GPがフィニッシュすると、イベントもいよいよ大詰め。フィナーレの時間だ。

 ドライバーや監督、各チームが整列する中、今季のチャンピオンに輝いたGT300クラスの56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R、GT500クラスの12号車、スーパー耐久のST-Xクラス王者62号車HELM MOTORSPORT GTR GT3がパレードランを行なった。

 しかしその後ろから、もう一台音もなくEVレーシングカーのLEAF NISMO RCが接近。メインストレートでマシンを降りたのは、1月に開幕するフォーミュラEで日産のマシンに乗るサッシャ・フェネストラズだった。

 サッシャは「2019年以来の日産ファミリーに戻って来れて嬉しい。世界選手権のレースを走るという自分の夢が叶うんだ。日本からの多くのサポートを得られたら嬉しい。応援お願いします!」と、意気込みを語った。