ウイリアムズF1アカデミー、FIA F3参戦のフランコ・コラピントが加入。目指すは同郷ロイテマンの道
コラピントは2022年にファン・アメルスフォールト・レーシングからF3への参戦を開始。デビュー戦となったバーレーンでいきなりポールポジションを獲得し、イモラ戦とモンツァ戦ではスプリントレースで勝利を挙げた。その他に3度表彰台を獲得し、2022年のドライバーズランキングでは9位となった。
F3参戦初年度からそうした結果を残したことで、コラピントはウイリアムズの目に止まり、1月9日(月)にチームのジュニアプログラムへ加入することが発表された。
なお、コラピントは2023年もF3に参戦。所属チームはMPモータースポーツとなることも同時に明かされた。
ウイリアムズによると、コラピントは「サーキットとグローブのファクトリー両方でチームと一緒に過ごす」だけでなく、彼自身とチームのF1マシン開発に貢献すべくシミュレータ作業を行なう予定だという。
アカデミー加入に際し、コラピントは次のように喜びを語った。
「ウイリアムズ・レーシングチームにアカデミードライバーとして加入することは、本当に光栄なことだ」
「彼らはF1史上最も成功を収めたチームのひとつで、同郷のカルロス・ロイテマンの足跡を辿ることを楽しみにしている」
「信じられないようなチャンスだし、一生感謝する。僕に信頼を寄せてくれたウイリアムズのみんなに感謝したい」
「また、2023年のFIA F3シーズンに向けてMPモータースポーツに戻ることも発表できてワクワクしている。ユーロカップとFRECA時代に過ごしたこのチームとの時間は本当に楽しかったし、一緒に素晴らしい結果を出すことができた」
「今年は、さらに高いところに到達することが目標だ。FIA F3での初年度は学ぶことだらけで、集めた知識を最大限活用して2023年はタイトルを目指したい」
コラピントは、3度Wシリーズを制したジェイミー・チャドウィックや、FIA F2ドライバーのロイ・ニッサニー、英Autosport BRDC受賞のザック・オサリバンなどが加入するジュニアプログラムに仲間入り。このアカデミーからは2023年、ローガン・サージェントがウイリアムズからF1デビューを果たすこととなっている。
ウイリアムズでスポーティングディレクターを務めるスヴェン・スミーツは、コラピントの加入について次のように語っている。
「フランコをウイリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーに迎えることができて、とても嬉しく思っている」
「カートから始まった彼のキャリアにおける成功は、フランコが生まれながらに持つ才能と、今後数年に渡って発揮されるであろう能力を示している。彼はF3でのルーキーシーズンに、表彰台や優勝につながる強力なパフォーマンスを何度か見せた」
「我々はフランコと密接に協力し、彼のドライバーとしての成長をサポートしつつ、育てていくことを楽しみにしている」