メルセデスのパフォーマンスマシンブランドであるAMGは、F1の2022年シーズン終了に際し、同ブランドのロードスター『SL63 4MATIC+』の特別モデルを発売すると発表した。

 100台限定となるこの”モータースポーツ・コレクターズ・エディション”は、2022年シーズンのF1を走った『W13』のカラーリングを反映。リヤにはブラックからシルバーへのグラデーションが施され、スリーポインテッドスターが散りばめられた。

 ただ、そのデザインは”シルバーアロー”へと戻りコンストラクターズランキング4位とチームの期待にそぐわなかったW13よりも、2019年シーズンにダブルタイトルを獲得した『W10』などの方が似ているとは言える。

 フロントエプロンやサイドシル、リヤディフューザーにはF1チームのメインスポンサーであるペトロナスのエメラルドグリーンがアクセントカラーとして入れられ、マットブラック仕上げの21インチ鍛造ホイールのフリンジにもこの色が使われている。

 モータースポーツ・コレクターズ・エディションに搭載されるエンジンは、SL63の最上位モデルである4MATC+と同様の4.0リッターツインターボV8で、最高出力436kW(593ps)、最大トルク800Nmを発生させる。

 そこに9速トランスミッションが組み合わされ、0-100km/h加速は3.6秒。最高速度は315km/hとなっている。

 モータースポーツ・コレクターズ・エディションでは、空力性能を向上させるAMGエアロダイナミクス・パッケージと、エクステリアでさらなる高級感を演出するAMGナイトパッケージとAMGナイトパッケージ2が採用されている。