LMDh最初の予選は、アキュラ対ポルシェ! 僅差でアキュラ60号車に軍配上がる|IMSAデイトナ24時間
LMDh規定車両のデビュー戦となるデイトナ24時間。決勝レースを翌週に控え、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイでは開幕前公式テストの『ロア・ビフォア・ザ・ロレックス』が行なわれ、その最終日に決勝スターティンググリッドを決する予選が実施された。
現地時間13時25分から予選が行なわれ、クラス別に走行。LMDhマシンがエントリーするGTPクラスは20分間のセッションとなった。
ポールポジションを獲得した60号車は、ブロンクビストがアタックを担当。セッション終盤に1分34秒031を叩き出した。
同じタイミングでフェリペ・ナッセがアタックしたポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの7号車ポルシェ963は、わずか0.083秒差で敗れ2番手となった。
3番手となったのは、ウェイン・テイラー・レーシング・ウィズ・アンドレッティ・オートスポートの10号車アキュラARX-06。セッション残り7分のところまで最速タイムをマークしていた。
しかし、6号車ポルシェのニック・タンディがバックストレートのシケインでクラッシュしたことにより、赤旗掲示。セッション再開後に60号車と7号車がタイムアップした形だ。
赤旗の原因となった6号車がクラッシュしたポイントでは、激しい追い風が吹いていたようだ。6号車はタイム抹消を受けたことで、最後方からのスタートになると思われる。
キャデラックV-LMDhの最上位は、チップ・ガナッシ・レーシングの1号車で4番手。セバスチャン・ブルデーのアタックで、チームメイトの2号車、アクション・エクスプレス・レーシングの31号車キャデラックを上回った。
苦しい予選となったのはBMW勢で、2台が7〜8番手に並んだ。アキュラとポルシェが好パフォーマンスを見せた形だが、トップ8の差は0.815秒と大きくはない。決勝レースでは、その速さと共に、耐久性が試されることになる。