MotoGPに参戦するマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)は今週、スポンサーでもあるレッドブルが所有するアスリート向けのトレーニング施設を訪問し、フィジカル面の準備を整えた。

 マルケスは2020年にレースで転倒した際に、右腕の上腕骨を骨折。それ以降、手術を重ねて回復を目指してきたマルケスは、2022年には4回目の手術を受けて長期間の欠場も経験した。

 4回目の手術では誤った向きでつながっていた上腕骨の回旋を修正し、復帰後のマルケスはより自然な状態でバイクを操れるようになるなど、一定の効果を挙げていた。

 オーストラリアGPで表彰台も獲得し、ポジティブな形で2022年シーズンを締めくくったマルケス。そのため、2023年に向けてより強いマルケスが戻ってくることが期待されている。

 マルケスは1月下旬になり、CBR600RRを使用したサーキットトレーニングを実施したことを明らかにしたほか、レッドブルがオーストリアに持つレッドブル・アスリート・パフォーマンス・センター(APC)を訪問。自身のフィジカルなどをチェックした。

 SNSへの投稿でマルケスは「とても生産的な日々だった」とポジティブなAPC訪問になったことを報告している。

 投稿された画像では、過去には手術の影響から左右アンバランスになっていた筋肉も、かなり戻ってきていることがよく分かる。

 MotoGPの2023年シーズンは2月10日からセパン・インターナショナル・サーキットで最初のプレシーズンテストが開始される予定だ。