ウイリアムズF1のリザーブドライバーとして3年を過ごしてきたジャック・エイトケンは、シーズン開幕を前にウイリアムズを離れ、今後はスポーツカーレースに専念することを決めたようだ。

 エイトキンはシングルシーターでのキャリアを終了させた後も、ウイリアムズとの契約を継続してきた。しかし2023はこの契約を延長しなかった。

 エイトケンはこの件について、次のように語った。

「去年、チームでの仕事を突けることができたのはよかった。僕はウイリアムズが大好きで、ファクトリーから30分ほどのところに拠点があるから、シミュレータをドライブするのにはとても便利だった。僕は喜んで手伝い、喜んで手伝い、参加した。レースにも帯同したんだ」

「でも最近は開催数が多すぎる。だから僕のレースプログラム……スポーツカーという自分のキャリアに集中したいと思う」

「彼らは僕をとてもサポートしてくれた。同様に彼らのアカデミーには、若い選手がやってきているから、彼らにシミュレータを走らせる時間を与えたいと思っているんだ。そのことは、理に適っている」

 エイトケンは、F1のレギュラードライバーになることはなかったものの、今後スポーツカーでトップに上り詰めるのを楽しみにしていると語った。

「F1ドライバーになるということを追い求めるのは、素晴らしいことだ。そして、僕は素晴らしい時間を過ごした」

 そうエイトケンは語った。エイトケンは2020年のサクヒールGPで、新型コロナウイルスに感染したルイス・ハミルトンの代役を務めるためにジョージ・ラッセルがメルセデスのマシンを走らせたことで空いたウイリアムズのマシンを駆り、1戦のみながらF1のレースを戦った経験を持つ。

「僕はレースをスタートすることができた、幸運な数少ないドライバーのひとりだった。でも、マシンを走らせるだけだ。もちろん、それが目標だったわけじゃない。フルタイムでグリッドに並び、チャンピオンになることを目指してそこにいた。でも、僕のシングルシーターでのキャリアはうまくいかなかった」

「今、僕はスポーツカーで何かを追求しようとしている。それに満足しているし、幸運だと思う。そして波になっていけるはずだ。どこまでいけるか楽しみだよ」

 エイトケンは今週末に開催されるデイトナ24時間で、アクション・エクスプレスのキャデラックに乗り、IMSA初参戦を果たす予定だ。