【MotoGP】マルティン、ドゥカティを離れる可能性を認める。「優勝・タイトル争いが第一だけどね」
マルティンは昨年、ドゥカティのファクトリーチーム昇格候補のひとりとなっており、エネア・バスティアニーニ(当時グレシーニ)とシートを争う関係にあった。
最終的にはシーズン4勝・ランキング3位という結果を残すことになるバスティアニーニが、ドゥカティから選ばれたが、マルティンはこの決定に不満を抱いている様子だった。
そしてここ数週間でマルティンがヤマハと話し合いを行なっているという情報もあり、早くも移籍市場に関する注目が集まることになった。
先日行なわれたプラマックのチームローンチイベントで行なわれた取材で、マルティンは2023年以降に向けた選択肢はオープンな状態にあると語っている。
「結局、ライダーズマーケットが動き、誰かを見て移籍の可能性があるとすぐに話すものだ。僕らは全てに対して……ドゥカティにとどまること、移籍することも、全てに対してオープンな姿勢だ」
「先の話だけど、僕らの一番の目標は今シーズンに集中して優勝を争うこと、そして可能ならタイトルを争うことだからね。その後、移籍するかどうかを考えることになる」
なおマルティンは2023年にドゥカティのファクトリーサポートを受け、最新型のデスモセディチGP23を使用することになる。ドゥカティに昇格できなかったことに思うところはあるものの、彼はプラマックでの環境は気に入っているようだ。
「プラマックに来て3年目になる。2年以上同じチームにとどまるのは、僕も初めてのことなんだ。でも、それは大事なことだし、家族のように思っている」
「今はとても成熟したライダーになってきていると思う。様々なことへの理解が深まっていると思うし、オーバーテイクひとつにしても完全に理解しようとしているんだ」
「そして、僕らはまだまだ改善できると思っている。昨年負った怪我はたしかに良くなかったけど、改善しようとしているんだ」
「今シーズンは素晴らしいものになるだろう。凄く競争力を高めて行けると思う。楽しみな新シーズンになっているよ」