ハースF1のニコ・ヒュルケンベルグは、F1開幕戦バーレーンGPの初日フリー走行で、5番手タイムを記録。好調な滑り出しとなっている。

 バーレーンGPは日没後にレースが行なわれるため、そのコンディションと近い状態で行なわれるFP2が重視される。そのFP2では、アストンマーチンへ移籍したフェルナンド・アロンソがトップタイムを記録して周囲を驚かせたが、ハースも光る走りを見せていた。

 今シーズン、F1フル参戦復帰したヒュルケンベルグは終盤のアタックをまとめ上げると最終的に5番手となるタイムをマーク。アロンソからは0.469秒差だ。

 ハースは今年新たにタイトルスポンサーとなるマネーグラムを獲得。予算も増え、他チームと対等な立場での争いに期待されていた。

 そんな中、ヒュルケンベルグが新シーズン初日から好タイムを記録してきたのは良い兆候に見える。ただ、彼もベテランらしく過度に期待を持ちすぎてはいないようだ。

「1周のペースは良いね。これが日曜日の僕らのポジションだったら、それは最高だろう。大切なのはそこなんだ」

 ヒュルケンベルグはそうコメントを寄せている。

「僕らにはまだやるべきことも、宿題もたくさんある。全体的に見れば、それらを処理して、良い金曜日になっていたと思う」

 またチーム代表のギュンター・シュタイナーもヒュルケンベルグの仕事ぶりを評価している。

「予選のコンディションにかなり近いFP2では、ニコが極めて良い仕事をしてくれた」

「そしてケビン(マグヌッセン)もさらなるセットアップ変更に取り組んでくれた。明日はもっと良い仕事ができると思う」