2007年にF1世界チャンピオンに輝いたキミ・ライコネンが、トラックハウス・レーシングの”プロジェクト91”からNASCARカップシリーズに再び参戦することが決定。今回のスポット参戦の舞台は、オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)だ。

 トラックハウス・レーシングの共同オーナーであるジャスティン・マークスは昨年プロジェクト91を発表した際、この計画には他のレースカテゴリーから”ワールドクラスの”ドライバーをNASCAR最高峰シリーズ送り込み、NASCARの国際的な知名度向上を図る狙いがあると明かしていた。

 プロジェクト第一弾として、ライコネンは昨年8月21日のワトキンスグレン戦にスポット参戦。トラックハウス・レーシングの91号車シボレー『カマロZL1』を走らせた。

 なおその決勝レースでは、ライコネンはピットストップで8番手まで順位を上げたものの、レース終盤のリスタートでクラッシュを喫し、タイヤバリアに衝突した際に手首を負傷している。

 プロジェクト91から2度目のNASCAR参戦に際し、ライコネンは次のようにコメントした。

「NASCARでは素晴らしい時間を過ごせた」

「短い期間に学ぶべきことが沢山あったけど、みんなとても新設で、競争は大きなチャレンジだった」

「今回は慣れ親しんだサーキットでレースができるから、それほど急速な学習は必要ないだろう。楽しみながら、できる限り良い結果を出したい」