アルピーヌ代表、アストンマーチンはまるで「2014年のフォースインディア」それでもランキング4位を諦めず
アストンマーチンは、プレシーズンテストからの好調をバーレーンGPの結果につなげ、フェルナンド・アロンソが3位、ランス・ストロールが6位となった。
前身であるフォースインディア/レーシングポイント時代に同チームに所属していた現アルピーヌ代表、オットマー・サフナウアーはその活躍をみて2014年のバーレーンGPを思い起こしたようだ。
当時第3戦として開催されたバーレーンGPで、セルジオ・ペレスが3位、ニコ・ヒュルケンベルグが5位となっているのだ。
「彼らはジャンプをしたんだ。彼らに公平に言えば、常に素晴らしい、効率的なチームだった」
そうサフナウアーはアストンマーチンについて語った。
「しかし2014年のフォースインディアも全く同じだった。相対的にほぼ同じような位置にいて、表彰台を獲得していたと思う。(ペレスは)2014年の予選で5番手だったし、レースペースもすごく良かった」
「昨年から大きなステップアップを果たした彼らを祝福する」
サフナウアーは、アルピーヌにとってアストンマーチンが捕まえるのが難しい存在だということを認めているが、チームの進歩を測るためには上位陣との差に集中すると語った。
「我々が見なければいけないのは、昨年と比べてどれだけポールポジションに近づけたかということだ」
「レースペースがどの程度近かったのか、そして、オペレーション上の問題がなかったら、どのあたりでゴールできたのか、昨年より良かったのか、良くなかったのか、ということだ」
「我々が毎年やらなければならないことは追いつくことだ。アストンは大きな進歩を遂げ、我々も彼らに追いつかなければならない」
アルピーヌにとってのバーレーンGPは、エステバン・オコンが9番グリッドからスタートするも3つのペナルティを受ける散々なレースに。ピエール・ガスリーは9位となったものの、予選では最後尾となっている。
サフナウアーは、アストンマーチンの躍進を目にしながらも、アルピーヌがコンストラクターズランキング4位を目指すことは可能だと確信している。
「私はそう思うし、我々はまだそうしなければならない」
「昨年の開幕戦でどのあたりにいたのかは覚えていないが、おそらく同じような位置にいたのだろう(編注:オコン7位、フェルナンド・アロンソ9位)」
「昨年もアルファロメオがここで我々を負かしたと思う。ハースにも負けたかもしれない。アストンマーチンはダメでマクラーレンは我々の近くにいた。ライバルは違うけれど、昨年と同じように4位でフィニッシュして、トップ3に近づかなければならない」
「今回のレースは、我々にとって普通のレースではなく、普段はこのようなオペレーションミスはしない。もし、9番手から通常のレースができたとしたら、ランス(ストロール/6位)は我々のすぐ前にいたと思う」
「私が持っている疑問は、もし普通にレースをしていたら彼らを打ち負かすことができたのかということだ」
「それはまだ分からないが、反省してもっと良くしなければならない。でももっと良い結果を出すことはできると思う」
なお、サフナウアーが話題に出した2014年のフォースインディアは、コンストラクターズランキング6位でシーズンを終えている。当時ロータス・ルノーとして参戦していたチームはランキング8位だったが、今季の行方はどうなるだろうか。