MotoGPの2023年シーズンからレプソル・ホンダへ加入したジョアン・ミルは、プレシーズンテストでマシン乗り換えの適応を進める中で、スタート関連の操作を覚え直すことが大変だったと語っている。

 ミルはスズキがMotoGP撤退を決定したことで、ホンダへの移籍を決断。しかし、これまでのプレシーズンテストの段階では、まだ適応の道は長いように見えた。

 開幕前最後のテストを14番手タイムで終えたミルは、少なくともスタート関連の手順を再度覚え直すことは「悪夢のようだった」と語っている。

「フロントのデバイスでたくさんのことをする必要があるんだけど、全てを記憶するのは悪夢のようだった。」

「普通の市販車とは違うけど、ニュートラルを選んで止まって、ローンチコントロールを用意して、全てをチェックしてそうしたらスタートだ」

「スズキだとこれを全然違う方法でやっていたから、大変なんだ。何もかもを変える必要がある」

「でもそれは時間の問題だ。シーズンが始まって5戦もすれば、意識せずにできるようになるよ」

 なおホンダ陣営(LCRホンダ)にはスズキ時代のチームメイトであるアレックス・リンスも移籍している。さらにホンダは撤退したスズキでテクニカルマネージャーを務めていた河内健も獲得。スズキ勢がともにホンダでの旅を始めている。

 ミルとしても気心の知れた河内がホンダに加入したことは素晴らしいと感じているようだ。

「ケンさんの姿をボックスで見られると、自信が貰えるんだ」と、ミルは言う。

「僕らは(スズキでは)信じられないほどの結果を出してきたし、彼がここでのプロセスをリードしているのは素晴らしいよ。彼と一緒にやれることを感謝している。ケンさんはスズキでしていたように、(ホンダでも)素晴らしい仕事ができると思う」

「でも少し時間は必要だ。僕らふたりともね。皆のことを知るには時間がいる。その途中なんだ」