ドゥカティのフランチェスコ・バニャイヤはMotoGP2023年シーズンの開幕を前に、テストを通じて準備は整っていると語り、タイトル防衛のかかる新シーズンに向けて自信がある様子をうかがわせた。

 バニャイヤは昨年、序盤戦こそ苦戦したが中盤以降怒涛の連勝を重ねてタイトル争いを展開。ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)との争いを制してドゥカティに2007年以来のタイトルをもたらすという偉業を達成している。

 今シーズンはタイトル防衛のかかる1年間となるが、デスモセディチGP23はすでにテストから競争力を発揮。バニャイヤとしても自信を持てているようで、チームのプレビューに次のように語った。

「ついにシーズン再開だ。本当にワクワクしている!」

「冬季テストは上手く進んだし、いくつかの点でデスモセディチGP23は昨年のマシンよりも好きなんだ。新シーズンを上手く始めていくための準備は整っているよ」

「ポルティマオは僕の好きなコースだし、基本的に速さを発揮できる場所だ。それはともかくライバルも間違いなくレベルは高いから、集中し続けないとね」

「スタートからベストを尽くしていく必要がある。今回はスプリントレースを争う初めてのグランプリだし、レースウィークに対して別の方法でアプローチしていくのに慣れないといけないんだ」

「準備はできているし、2023年シーズンが始まることを楽しみにしているよ!」

 また昨年サテライトチームのグレシーニで型落ちマシンながらも勝利を多数挙げたエネア・バスティアニーニが、今季からドゥカティへ昇格。ファクトリーライダーとして迎える新シーズンを楽しみにしているという。

「今シーズンの開幕戦でコースに戻ってこられてとても嬉しい。これが僕のファクトリーライダーとして初めてのレースになるから、さらにワクワクしている」

「ポルティマオで行なったテストは上手くいった。今週末の作業を始めるための良いベースを築けているよ」

「多くのライダーが競争力を備えていることを示していた。だから僕らも遅れずに先頭集団に入って行く必要があるけど、そのための備えはあると確信している」

「チームと一緒に仕事を始めるのが楽しみで待ちきれないよ!」