メルセデスは言うほど遅くないぞ! 予選での2、3番手獲得を見たアロンソ「彼らはすぐに優勝争いができるだろう」
今季ここまでレッドブルに次ぐレベルのパフォーマンスを発揮しているアロンソは、今回予選でメルセデス勢に敗れたことに驚いたかと尋ねられると、次のように語った。
「いや、彼らはジェッダのレースでも僕たちとコンマ1秒差以内のペースだったし、今週もルイスがFP1で2番手だった」
「彼らのコメントを読んでいると、Q3に進めるかどうかくらいのマシンだというが、そんなに悪いとは思わない」
「レッドブルほどではないし、レッドブルに近付いているチームはいないけど、彼らはどんどん良くなっていくし、すぐに優勝争いができるだろう。昨年だって彼らは最悪のスタートを切りながらも最終的には優勝したし、今年もそのポテンシャルはあると思う」
メルセデスが公にコメントしてるような内容よりも実際は強いと考えているのは、アロンソだけではない。フェラーリのカルロス・サインツJr.も、メルセデスについて次のようにコメントしていた。
「彼らは人々が思っているよりもずっと速いと思う。特にレースにおいては、ジェッダでもフェルナンドに近いペースだった。ジョージとルイスは全力で走っていて、僕たちはそこについていくことができなかった」
「だからあのマシンは速いんだ。レッドブルほど速くないことは確かだけど、それは他も一緒だ。でも予選をうまくまとめられれば、彼らは相当強力なパッケージになり得る」
またアロンソは、日曜のレースが退屈にならないためにも、スタートでメルセデスがジャンプアップしてフェルスタッペンの前に出ることを期待していると語った。
「FP2(での本格的なロングラン)ができていないから、レースには未知の要素が多い」とアロンソは言う。
「気温という点も明日(決勝日)は大きく変わるだろうし、少なくとも晴れるはずだ」
「戦略や準備という点でも、彼(フェルスタッペン)も完璧にはできていないと思うから、明日のレースは誰が良いペース、良いマネジメントを見せられるか、そこが見ていくレースになるだろう」
「少なくとも、メルセデスが良いスタートを切ってマックスをなんとか抑えられるか、見ものだね。そうでなければ、彼(フェルスタッペン)にとっても退屈なレースになる」