【MotoGP】ミゲル・オリベイラ、またも負傷でフランスGP欠場が決定。サヴァドーリが代役を務める
オリベイラは、スペインGP決勝のオープニングラップでファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)と接触し転倒。このクラッシュでレースは赤旗中断となった。
メディカルセンターに搬送されたオリベイラは、左の上腕骨に小さな骨折を負っていることが判明。さらに左肩脱臼、前靭帯唇損傷と診断された。
当然オリベイラはスペインGP決勝をリスタートできなかった上、スペインGP後の公式テストを欠場。そして、5月12〜14日のフランスGPへの出場も断念することになった。
フランスGPでは、公式テストにも参加したアプリリアのテストライダーであるロレンソ・サヴァドーリがオリベイラの代役を務める。
オリベイラの今回の怪我は手術の必要はないが、医師からは復帰するまで回復に専念するように指示されている。6月9日から11日にかけてムジェロで開催されるイタリアGPに向けて、彼の状態が評価されることになるだろう。
オリベイラは開幕戦ポルトガルGPでマルク・マルケス(レプソル・ホンダ)が引き起こしたクラッシュに巻き込まれた影響で第2戦アルゼンチンGPを欠場しており、早くも今季2度目の欠場となってしまった。
チームの声明は以下の通りだ。
「オリベイラ選手はすぐに治療を受け、脱臼した左肩の位置を戻すことに成功したが、さらなる検査で、上腕骨の骨折と前靭帯唇の損傷を含むより深刻な負傷が判明した」
「オリベイラ選手と主治医は手術を行なわないことを決定したが、治療に専念する必要があり、フランスラウンドへの参加はできない。チームは彼の一日も早い回復を願い、イタリアGPでの復帰を心待ちにしている」
「このような事態に陥っても、チーム全体はサーキットで成功を収めるために集中し、尽力していく」
なおフランスGPでは、ポルトガルGPでオリベイラとクラッシュし、親指を骨折していたマルケスが復帰を予定している。