MotoGPに参戦するKTMはダニ・ペドロサを2019年からテストライダーとして起用しているが、その貢献ぶりに改めて称賛の声が寄せられている。

 ペドロサは先日行なわれたMotoGP第4戦スペインGPで、2021年以来となるワイルドカード参戦を行なったが、ブランクがあるにもかかわずプラクティス1でトップタイムを記録して周囲を驚かせ、レースでも7位とシングルフィニッシュを達成した。

 ただ、ペドロサはワイルドカード参戦はあくまでもレースにおけるマシンの状態を把握し、データを収集することが目的だと語っていた。

 そして彼のテストライダーとしての能力には高い称賛が寄せられており、レギュラーライダーからもその働きぶりを称えるコメントが寄せられた。

 スペインGPのスプリントレース、決勝レースでともに表彰台を獲得したブラッド・ビンダー(KTM)は、ペドロサによるインプットがどれほど貴重なものだったかを語り、最高のテストライダーだと称賛している。

「ダニは確かにここ(ヘレス)ではテストをしてきたけど、この週末ここでスタートさせたやり方は、以前もやってきた方法なんだ」

「彼は確かに色々と違う経験も積んでいる。今回は、僕らにとってエキサイティングな時間だった」

「ダニはこのレースウィークで非現実的な仕事をしてくれた。彼が何度勝ってきたのかを忘れることはできないし、彼は特別以上の存在だ」

「彼から学ぶことはたくさんあるし、彼を(テストライダーとして)迎えられているのは僕らの幸運だよ。間違いなく、彼は誰もが求める最高のテストライダーだ」

 スペインGPでの好結果を受け、ビンダーはチャンピオン争いで暫定トップのフランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)から25ポイント差の3番手と、十分にタイトルを争える位置につけている。

 ビンダーは、今シーズンのマシンは2020年のデビュー以来最大の進歩を見せていると語った。

「MotoGPの戦いの場は、2020年からこうやって変化してきた」

「毎年、競争は激しくなって、バイクも進化していっている」

「そして、今年のバイクが先頭争いに向けた最大のステップであることに疑いはない」

「今のところ、このバイクは凄く良いよ。自信を与えてくれるんだ」

「今のこのポジションには嬉しく思う。素晴らしいマシンに乗れていると思うし、結果を出せるかは僕次第だと思う」