F1第5戦マイアミGPの予選が行なわれ、アルファタウリのニック・デ・フリーズは15番手を獲得。デ・フリーズは初のQ2進出となったが、パフォーマンス向上に満足していると語った。

 今シーズンのF1ルーキーのひとりであるデ・フリーズ。F1には回り道をしてきたものの、フォーミュラE王者などの実績もあり、期待は高かった。ただ流石に開幕から4戦では、F1で3年目となるチームメイト角田裕毅の後塵を拝する展開が続いており、F1の厳しさを印象付けていた。

 アルファタウリも今季は苦戦しており、第5戦マイアミGPではかなり苦しいスタートを切った。予選でもそれは変わらず、角田が17番手でQ1を敗退してしまった。

 しかしデ・フリーズはQ1を15番手とギリギリながら突破し、Q2へ進出。15番手を獲得し、初めて予選順位で角田を上回った。なおQ2進出は第3戦オーストラリアGP以来のことだ。

 デ・フリーズはチームのプレスリリースに次のようにコメント。初日から2日目にかけてパフォーマンスを向上できたことに満足していると語った。

「もちろん、僕らは常にもっと上を望んでいるけど、FP1やFP2を考えると、チームとしてパフォーマンスを向上できたことに満足している」

「後れを取ってしまっていることには気がついていたけど、昨夜にかけての進歩のおかげで、Q2にも進出することができた。これは大きな成果だ」

「ここではロングランの経験が不足しているし、オーバーテイクは難しい。でも長いレースだしチャンスはあるかもしれない」

「グリップも凄く低くて、特にラインを外れると凄く滑りやすい。でも明日(日曜日)はまた新しい1日だ。レースが始まる!」