雨だろうがどんと来い! マグヌッセン、ハースF1母国戦マイアミGPでの予選4番手に「今回は一貫して強いんだ」
予選では他車のクラッシュによる運もあったものの、マグヌッセンは「この週末は一貫して強い」として決勝レースでも充分に戦っていけると考えている。
予選を終えて、マグヌッセンはSky Sportsに対して次のように語っている。
「良い感じだ。僕らにとっては重要なレースなんだ」
「チームにとってはホームレースだし、この週末は主要スポンサーが全て集まっている。このレースが上手くいくと良いね。そして、何度かそういうレースを続けられたら良いね」
その予選では、チームメイトのニコ・ヒュルケンベルグがQ2ノックアウトとなる中、マグヌッセンはQ3へ進出。タイム計測1回目ではセルジオ・ペレス(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)に次ぐ4番手タイムを記録した。
Q3終盤に各車は最終アタックへ臨むも、先頭でタイム計測を行なっていたフェラーリのシャルル・ルクレールがクラッシュ。結果、誰も2回目のアタックを完了することなく、1回目のタイム順のまま予選終了となった。
それにより、ルクレールだけでなく、1回目のアタックラップを完了しなかったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、最終アタック1回に賭けていたバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)らが、マグヌッセンなどの下に並ぶこととなった。
運の要素も絡んだ4番手ということもあり「僕は少しラッキーだった」とマグヌッセンは語る一方で、「気の毒には思ってない」とライバルの不運を切り捨てた。
また、ハースはマイアミGPで今季マシン『VF-23』のフロアをアップデート。加えて、チームはイニシャルセットアップでもマイアミのコースにマシンを合わせ込むことに成功し、日曜日の決勝レースでも戦っていけるだけの力があるとマグヌッセンは考えている。
実際フリー走行2回目では、赤旗の影響で短いレース想定プログラムとなったものの、マグヌッセンはハードタイヤを履いて好ペースを発揮していた。
「この週末、僕らは一貫して強いと思う。ラップタイムだけじゃなくて、各セッションの結果を見てもかなり良い感じだ」
「最初からフィーリングが良かったんだ。マシンをコースで走らせたら、上手く機能した。僕らはまだ何もしてないし、何もいじってないんだ。それはかなり良いことだと思う」
「加えて僕らはアップデートを投入し、それも機能している。だから4番手というのは嬉しいし、完走してポイントを稼げたら良いね」
そして今回のアップデートについて、マグヌッセンは次のように説明している。
「僕らはマシンにアップデートを投入した。この週末は新しいフロアを持ち込んでいる」
「コース特性も本当に役立ったみたいだね。僕らのマシンはここで少し良く機能しているし、僕らはツイているんだ」
決勝レースが行なわれる日曜日には、雨がサーキットを濡らす可能性もあると言われている。マグヌッセンは上位スタートながらも、波乱のレース展開も歓迎している。
「雨はスパイスになるかもしれないね。僕としては歓迎すべきことだと思う」
「もちろん、上位でスタートする時は常に嫌なモノだけど、それでも雨が降れば楽しくなる」
「僕らに4位になれるだけのスピードがある訳ではないけど、もう本来のポジションより少し上でフィニッシュできたら良いね。本来のポジションに落ち着いて、そのままフィニッシュできるだけでも良いけどね」