5月8日(月)の日本時間4時30分からスタートするF1 2023年第5戦マイアミGP決勝。motorsport.com日本版では、決勝を前に表彰台予想を募集した。スタートを前にその集計結果を見てみよう。

■優勝予想1番人気|セルジオ・ペレス(50%)

 マイアミGPの優勝候補筆頭は、レッドブルのセルジオ・ペレス。実に半数の票を獲得した。

 それもそのはず、予選では最大のライバルである僚友マックス・フェルスタッペンが、赤旗の影響もあり9番手。その赤旗の原因となったフェラーリのシャルル・ルクレールが7番手と中団に沈んだ。

 今年の開催に向けて3ヵ所あるDRS区間のうち2ヵ所が短縮され、さらに今季マシンの後方乱気流の増加も相まって、追い上げは容易ではないと言われている。

 加えて、ペレスは前戦アゼルバイジャンGPを制覇。それもフェルスタッペンを真っ向勝負で打ち負かしての勝利だった。マイアミGP初日はセットアップの面で難しい週末のスタートとなったものの、予選でのラッキーもあり、ペレスに追い風が吹いている。

 ただ、マイアミGP決勝は雨の予報もある。荒れたレース展開となる可能性もあり、そうなると今回フロントロウからスタートする”レース巧者”アストンマーチンのフェルナンド・アロンソが優勝をもぎ取るのではないかという見方も強い。

 投票した読者からも「仮に雨が降った場合、フロントロウで混乱に強いアロンソに勝機あり」という意見が寄せられた。

 アロンソは優勝予想2番人気として31%の票を獲得。今季は4戦中3戦で3位を獲得しており、アロンソとしてももう1段、もう2段上の表彰台を獲得したいところだ。

 ただアストンマーチンは、マイアミGPではこれまでの勢にやや陰りも見えており、ランス・ストロールが予選Q1落ち。そんな中でもアロンソは2番手を獲得するなど、2度のF1世界王者経験者は伊達じゃない。

 追い上げが必須なフェルスタッペンは優勝3番人気(12%)。F1世界タイトル2連覇中の彼とは言え、9番手から優勝するのは難しいと考える人が多い。

2位予想1番人気|マックス・フェルスタッペン(39%)

 2位予想1番人気は、39%でフェルスタッペン。2位にフェルスタッペンを予想した読者の多くが、ペレスやアロンソなど予選順位上位のドライバーを優勝候補として選んでおり、フェルスタッペンとて、9番手スタートでは2位に這い上がることが限界という見方が強いようだ。

 2位予想にはメルセデスのジョージ・ラッセルやフェラーリのカルロス・サインツJr.といった声もあったものの、アロンソが24%で2位予想2番人気、ペレスが20%で2位予想3番人気となっている。

 マイアミGPの主役はペレス、アロンソ、フェルスタッペンの3名で間違いないのだろう。

3位予想1番人気|フェルナンド・アロンソ(29%)

 3位予想1番人気は29%の票を集めたアロンソ、2番人気は23%のフェルスタッペン、3番人気に15%のペレスとなっている。

 ただ”サプライズ”も多い3位には、その3名以外のドライバーが上がるのではないかという意見や、推しドライバーの活躍を期待する声もある。

 前述の通り雨がコースを濡らす可能性もある上、舞台となるマイアミ・インターナショナル・オートドロームはウォールが近くクラッシュも珍しくない。セーフティカー出動や赤旗提示のタイミング次第では、大きくポジションをゲインするドライバーも出てくるかもしれない。

 今週末好調なアルピーヌのピエール・ガスリーが9%で、3位4番人気。ガスリーは予選で5番を獲得しており、上位のドライバーに何か起これば表彰台も夢ではない。

 その他、サインツJr.や角田裕毅(アルファタウリ)、ラッセル、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が3位に入ると予想する読者もいた。