スーパーフォーミュラの第4戦オートポリスの決勝レースが行なわれ、リアム・ローソン(TEAM MUGEN)が優勝。開幕戦に続き今シーズン2勝目を挙げた。

 オートポリス戦の決勝はポールシッターの坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)、ローソン、宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)の三つ巴の優勝争いとなった。そんな中ローソンは早めにタイヤ交換を行なうアンダーカット戦略を採り、坪井と宮田はピットストップを遅らせた。

 首位を走る坪井のペースが落ち、真後ろに宮田が迫ったところで坪井はたまらずピットイン。ローソンに先行を許した。

 そんな中、後方スタートながら大幅に順位を上げていた大湯都史樹(TGM Grand Prix)が阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)を抜きに行ったところで接触。大湯はコース外に弾かれてグラベルにストップ。前戦に続いてリタイアに終わり「なんでいつもこうなるの!」と無線で無念さを訴えた。

 これでセーフティカーが出動し、先頭を走っていた宮田が義務付けられたタイヤ交換を行なって坪井の後ろでコースに戻った。

 セーフティカー解除後は坪井のペースが上がらず、ローソンが逃げる展開。そして37周目、宮田は丸々1周オーバーテイクシステムを使う覚悟を決めた戦略を採り、38周目の1コーナーで坪井を攻略することに成功した。

 宮田はその後、フルプッシュでローソンを追いかけたが届かず。ローソンが富士での開幕戦に続き2勝目を挙げた。2位には宮田。坪井は終盤、山下健太(KONDO RACING)と平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)にプレッシャーをかけられたが、なんとか3位でフィニッシュ。表彰台を獲得した。

■スーパーフォーミュラ第4戦オートポリス決勝結果(暫定)

1. リアム・ローソン(TEAM MUGEN)
2. 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)
3. 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)
4. 山下健太(KONDO RACING)
5. 平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
6. 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
7. 佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)
8. 福住仁嶺(ThreeBond Racing)
9. 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING)
10. 国本雄資(Kids com Team KCMG)
11. 小林可夢偉(Kids com Team KCMG)
12. 大嶋和也(docomo business ROOKIE)
13. ジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TEAM TOM’S)
14. 大津弘樹(TEAM MUGEN)
15. ジェム・ブリュックバシェ(TGM Grand Prix)
16. 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)
17. 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
18. ラウル・ハイマン(B-Max Racing Team)
19. 小高一斗(KONDO RACING)
R. 松下信治(B-Max Racing Team)
R. 阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)
R. 大湯都史樹(TGM Grand Prix)