F1モナコGPの予選で、アルファタウリの角田裕毅が躍動。Q3まで進出して9番グリッドを獲得した。この結果に角田は、金曜日から大きく前進できたと語った。

 角田は予選Q1で3セットの新品ソフトタイヤを使うアグレッシブな戦略を採った。その結果、セッション終盤には一時タイムシートのトップに立った。最終的にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンに抜かれたものの、2番手でQ2へと進出した。

 そのQ2も9番手で突破し、Q3も9番手。決勝に向けて好グリッドを手にした。

「チームの皆に、本当におめでとうと言いたいです」

 角田はそうコメントを寄せた。

「僕らは昨日の2回のフリー走行でとても苦しみました。でも、一夜にして大きな進歩を見せることができました」

「FP3ですぐにポジティブな変化を感じました。予選では、それに加えてさらなるパフォーマンスを見つけることができました」

「メカニックとエンジニアによる膨大な作業の結果が出たんです。Q1の最後のアタックでは、特に自信を持って走ることができました。それ以降はとても楽しかったです」

 モナコでは初めてQ3に進出した角田は、日曜日の決勝レースでは入賞を目指すと意気込んだ。

「モナコで初めてのQ3進出ですが、間違いなく特別です。自分のパフォーマンスには満足していますし、ポイント圏内からレースをスタートできます」

「明日は、ポイントを獲得できるように全力を尽くして戦いたいと思います」