F1第7戦モナコGPでアルピーヌはエステバン・オコンが3番グリッドを獲得。チームメイトのピエール・ガスリーも、今季で最も先頭集団に近づいていると自信を感じている。

 モナコGP2日目の予選で、アルピーヌはオコンとガスリーが共にQ3へ進出。中でもオコンは終盤に暫定トップタイムを記録するなど見せ場を作り、最終的にはライバルへのグリッド降格処分も手伝い、3番グリッドを確保した。

 ガスリーは7番手とチームメイトには遅れをとったが、まずまずの位置を確保。Q3での走りにこそ満足できていないようだが、チームとしてモナコGPでは一歩前進できているとガスリーは評価している。

「チームにとってはすごく良い1日だったし、序盤数戦と比較するとポジティブなステップを踏み出している。とても良い仕事をしてくれているよ」

 ガスリーは予選後にそう語った。

「僕自身について言うと、Q3ではフラストレーションもあったしガッカリもした。やるべき時にラップをまとめられなかったからだ。リヤをロックさせて、コーナー入口でかなりスライドさせてしまっていたんだ。でも結局のところ、それがモナコでの僕の予選だった」

「そういった所は取り組んでいくつもりだけど、全体としてはチームが進歩しているのを確認できて満足しているよ」

 なお予選でクルマは改善していたのかという問いに対しては、次のように答えている。

「予選でマシンが良くなっていたとしても、それはアウトラップ次第で悪くなりもするし、いろんなことが関係してくる」

「僕が言いたいのは、全体としては今年のこれまでの戦いの中でも、僕らは先頭集団に近づいている。そこは間違いなくポジティブだ。僕らのパッケージからより多くのモノを得られているというのが、とても大事なところだ」

「マイアミから強くなれることを期待しているし、今後のレースでもっと良くなっていくことを確かめられることを願っているよ」

 なお7番手スタートの決勝レースについては不測の事態も含め、チャンスを最大限活かしたいとガスリーは語った。

「ここはモナコだ。50回のオーバーテイクがあるなんて言ったら、おかしいと思われるだろう。でもピットストップ戦略には、行動次第でチャンスが有るし、言うまでもなくセーフティカーのようなチャンスも存在する」

「だから、僕たちはチャンスを最大限活かして、最大限のポイントを獲得しなければならないし、そのために努力していくつもりだ」