F1スペインGPの予選が行なわれ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが圧倒的な強さでポールポジションを獲得した。角田裕毅(アルファタウリ)は15番手でQ2敗退となった。

 予選はQ1から難しい展開。雨が降り出した状況で予選が開始され、各車が我先にとコースインしていった。完全にウエットではないものの、多くのマシンがスピンしたり、コースオフしたりとする中、開始から4分を経過しようとする頃に赤旗中断となった。

 ただセッション再開後は雨も上がり、各車ともペースアップ。ルイス・ハミルトン(メルセデス)が1分12秒937と最速でQ1突破。フェラーリのシャルル・ルクレールは、最終アタックでトラックリミット違反を取られてなんと19番手でQ1敗退となった。またレッドブルのセルジオ・ペレスは15番手で辛くもQ2に駒を進めた。

 Q2ではフェルスタッペンが危なげなくトップタイムを記録するも、ペレスが11番手、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が12番手でQ2敗退。なおラッセルはコース上でチームメイトのハミルトンと接触するシーンもあった。角田裕毅(アルファタウリ)は最終アタックでトラックリミット違反を取られて15番手となり、やはりQ2敗退となった。

 Q3ではフェルスタッペンが1アタック目で1分12秒272を記録し、2番手ハミルトンに約1秒と大変大きな差をつける。2回目のアタックでは各車がタイムを伸ばしてきたが、フェルスタッペンには遠く及ばず。フェルスタッペンは前戦モナコに次ぐ2戦連続でのポールポジションを獲得した。2番手カルロス・サインツJr.(フェラーリ)には0.462秒の差をつけた。

 今季好調のフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)は、フロアにダメージがあったかペースが上がらず、9番手で予選を終えた。