F1第8戦スペインGPの決勝は、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが完璧なレースを見せ、今季5勝目をマークした。

 心配された雨は降らず、終始ドライコンディションとなった今回のレース。セーフティカーなどの出動もなく、ポールポジションからスタートしたフェルスタッペンはスタート直後こそカルロス・サインツJr.(フェラーリ)に並ばれるも、首位を守るとその後は全く危なげないレース運びで独走した。

 2位はメルセデスのルイス・ハミルトン。フェルスタッペンには24秒の大差をつけられたものの、今季2回目の2位表彰台となった。

 3位争いは終盤、逃げるジョージ・ラッセル(メルセデス)とセルジオ・ペレス(レッドブル)のバトルとなったが、ペレスの追い上げは届かず。メルセデスがダブル表彰台獲得となった。

 アルファタウリの角田裕毅は、スタートでポジションを上げるとレースの大部分で入賞圏内を走行。しかし周冠宇(アルファロメオ)とのバトルでコース外に押し出したとして、5秒のタイム加算ペナルティを受けてしまい、12位ノーポイントに終わった。