アロンソはいつだって勝つ気マンマン。F1オランダGPで2位も「レース再開でマックスに仕掛けてやろうかと思った」
そのアロンソは、オランダGP決勝はレース終盤の大雨とそれに伴うアクシデントによって提示された赤旗からの再開後、フェルスタッペンに仕掛けることも考えたという。
ただフェルスタッペンをリタイアに追い込んでしまい、彼が「コースに復帰できない」可能性を考え、アロンソは思いとどまったという。
「最後のリスタートで仕掛けようかと思ったけど、(フェルスタッペンをリタイアさせたら)サーキットを後にすることができないと考えて、2位で落ち着くことにしたよ」
アロンソはサーキットに詰めかけた熱狂的なフェルスタッペンファンに言及しつつ、そうジョークを飛ばした。
「ザントフールトの雰囲気は独特だ。このレースが(F1カレンダーに)載った時、僕がザントフールトの表彰台を経験することはないと思っていた。そういうことが考えられるポジションにはいなかったからね」
「そして今回、マックスとピエール(ガスリー/アルピーヌ)と表彰台を分かち合えたことは、とても特別なことだ」
アストンマーチンは今季躍進を遂げ、開幕からアロンソが表彰台を獲得してきたが、サマーブレイク前はメルセデスやマクラーレンなどがペースを上げてきたことで相対的に表彰台から遠ざかっていた。
アロンソの表彰台はカナダGP以来。今季7度目の表彰台獲得に「もうすぐレースで勝てるはず。僕らは(レッドブルに)近づいている」とレース後の無線でチームを鼓舞した。
「ウエットコンディションでのスタートで、とてもとても激しいレースだった」
アロンソはそう振り返る。
「僕らはとても速かったし、ピットストップのタイミングが1周遅かったかもしれないけど、レースリーダーたちも同じだった」
「マシンは決勝で飛ぶように速かった。とても競争力があったし、ドライブしやすかった。こういったコンディションでは、信頼できるマシンが必要だった」
「今回はマシンをとても信頼できたし、楽しめたよ」