8月30日(水)、フォーミュラEに参戦する日産はシーズン10(2024年)のドライバーラインナップを発表。サッシャ・フェネストラズが引き続きチームに残留し、オリバー・ローランドがノーマン・ナトーに代わって3シーズンぶりにチームに復帰することとなった。

 ローランドはフォーミュラEでの最初の3シーズンにあたる2018年から2021年を日産・e.ダムスで過ごした。その間、5回のポールポジションと5回の表彰台、そして2020年にはベルリンePrixで初優勝を挙げた。

 その後ローランドはマヒンドラに移籍したが、競争力の低いパッケージに苦しめられ、2022年の表彰台獲得はソウルePrixでの1回にとどまった。

 フォーミュラEが新たにGen3マシンを投入した今年は、さらに成績が落ち込んだ。モナコePrixでは後方でアグレッシブに攻めた結果クラッシュを喫し、ローランドはマヒンドラから契約を打ち切られた。

 現在31歳のローランドはそれ以降、フォーミュラEのシートを探していたが、今回の発表で古巣に復帰して来季もフォーミュラEのグリッドに残ることが決まった。

「フォーミュラEにおけるキャリアをスタートさせたチームに戻ることになって、とてもワクワクしている」

 ローランドはプレスリリースにそうコメントを寄せた。

「フェネストラズとは強力なコンビになると確信しているし、チームはこの1年で素晴らしい成長を遂げ、パフォーマンスも向上している。今から次のシーズンが楽しみだ」

 日産は2023年にドライバーラインアップを一新し、フェネストラズとナトーのふたりを受け入れた。

 ナトーは今季のドライバーズランキングを10位で終え、ローマePrixではチームに唯一の表彰台を届けたものの、日産は2024年に彼を起用しないことを選択。一方でフル参戦1年目ながらも印象的なスピードを見せつけたフェネストラズの続投を決めた。

 フェネストラズはケープタウンePrixでポールポジションを獲得すると、何度も表彰台に近づく走りを見せた。

「日産フォーミュラEチームで2シーズン目を迎えられることを非常に嬉しく思う」とフェネストラズは言う。

「初年度の勢いをさらに加速させ、シーズンを通して好成績を残せるように戦うつもりだ。ローランドとの新たなコンビで、新シーズンも全力でチームに貢献したいと思う」

 日産は今季のチームランキングで7位。パワートレインを供給するカスタマーチームのマクラーレンをひとつ上回った。

 2024年は3月30日に初めて東京ePrixが開催されるなど、日本メーカーのチームにとって重要な年となる。

 日産フォーミュラEのゼネラルマネージャー兼日産フォーミュラEチームのマネージングダイレクターであるトマソ・ヴォルペは、次のように語る。

「シーズン10の新たなドライバー体制を発表し、大変嬉しく思う」

「才能にあふれ、豊富な経験を持つローランドは、チームの躍進に大きく貢献してくれると確信している。フェネストラズはルーキーイヤーであった昨シーズンから既に高い実力を発揮し、新シーズンでの更なる活躍を期待している」

「日産フォーミュラEチームとしての2年目となる次シーズンも、ファクトリーを含めたチーム全員で一丸となって戦っていきたいと思う」

「そして、シーズン9でチームに大きく貢献してくれたナトーには、心から感謝している。彼の活躍がなければ、チームランキングをここまで向上させることはできなかった。彼と共に戦えたことを嬉しく思うし、今後の活躍を願っている」