アルファロメオF1チームは、来たるイタリアGP限定で使用する特別カラーリングを発表した。

 今回発表されたカラーリングは、イタリア国旗をイメージした赤、白、緑のトリコロールに、ゴールドがアクセントとして入れられている。これはアルファロメオが発表した最新のロードカー、33ストラダーレの発売を記念したもの。33ストラダーレはオリジナルのローンチから56年を経て、ミラン近郊のアルファロメオミュージアムでお披露目された。

 チーム代表を務めるアレッサンドロ・アルンニ・ブラビは、このカラーリングについて次のようにコメントした。

「我々のホームレースであるモンツァに向けて、このような素晴らしいカラーリングをお披露目できることを嬉しく思う。これは33ストラダーレにとどまらず、アルファロメオ全体、そして地元イタリアへの真のオマージュである」

 ザウバーが運営する同チームは、2018年よりアルファロメオとパートナーシップを結んでいたが、2023年シーズンをもってそのパートナーシップに終止符を打つ。そして翌年以降はザウバーとして参戦するが、これは2026年に新パートナーであるアウディのファクトリーチームとして参戦するための準備段階となる。

 なお、アルファロメオはF1パドックに残ることに関心を示している。最近では、ハースとスポンサー契約を締結するのではという報道も出始めている。

 ハースのギュンター・シュタイナー代表は6月の段階で、チームがアルファロメオとの提携を前向きに検討していることを示唆していたが、正式な話し合いは始まっていなかった。

 ハースは既にマネーグラムと長期的なスポンサーシップ契約を結んでおり、シュタイナーはアルファロメオと契約する場合はそことの調整が必要であると話していた。

 また今季のアルファロメオは、6月のカナダGPでバルテリ・ボッタスが10位に入ったのを最後に入賞から遠ざかっており、コンストラクターズランキングも9番手に甘んじている。

 逆にカナダGPでアレクサンダー・アルボンが7位に入ったウイリアムズは、その後もアルボンが8位入賞を2回記録し、コンストラクターズ7番手に浮上。一方でハースはアルファロメオ同様に長らく決勝でのポイント獲得から遠ざかっており、アルファロメオと2点差のランキング8番手となっている。