F1イタリアGPの決勝レースをポールポジションからスタートしたカルロス・サインツJr.は、レッドブルの2台に抜かれてしまい最終的に3位でフィニッシュ。今季初勝利でティフォシ(熱狂的なフェラーリファン)の期待に応えることはできなかったが、それでも表彰台からその声援に応えることができた。

 サインツJr.はレース終盤にペースに苦しんだのは、フェルスタッペンに対してディフェンスする際に、リヤタイヤを痛めてしまったからだと説明する。

 ポールポジションからイタリアGPの決勝レースをスタートしたサインツJr.は、2番グリッドからのスタートとなったフェルスタッペンを抑え、首位を走り続けた。

 ただその奮闘も15周目まで。この時サインツJr.は、ターン1のシケインの飛び込みで白煙を上げてロックアップ。ターン2からの立ち上がりの加速が鈍ったところをフェルスタッペンは見逃さず、左側から並びかけ、ターン4ロッジアの飛び込みまでにオーバーテイクを完了した。その後、フェルスタッペンはサインツJr.との差を広げるばかりとなった。

 そしてサインツJr.はペレスにも抜かれ、レッドブルに1-2フィニッシュを献上することになった。

「とても、とても厳しかった。今日よりも厳しいレースになることなんて、なかなかないんじゃないかな」

 サインツJr.はそう語った。

「正直に言って、レース全体でレッドブルを引き離すため、全力でプッシュした」

「そのせいで明らかにリヤタイヤを使い過ぎてしまった」

「最終的にはリヤタイヤで少し代償を支払うことになったが、僕はこのマシンでディフェンスするために、できる限りの全力を尽くしたんだ」

 サインツJr.は今回のレースの結果を受けて、フェラーリの調子が上向いたと評価する。コンストラクターズランキングでは、アストンマーチンを抜いて3番手に浮上することにもなった。

「自分たちのペース、そしてタイヤを理解することに取り組み続ける必要があると思う」

 そうサインツJr.は語った。

「今日はタイヤの摩耗が少し進んでしまった。ペースが少し足りないことは明らかだった」

「しかしザントフールト(オランダGP)と比べれば、間違いなく大きく前進できた」

「今週末、僕らはベスト・オブ・ザ・レスト(レッドブル以外のチームの中で最強)の成績を収めた。状況を考えれば、チームにとっては良い結果だ」

 なおレース最終盤には、チームメイトのシャルル・ルクレールとのバトルになったが、サインツJr.はルクレールを僅か0.18秒差で抑え、チェッカーを受けた。

「タフでハードなレースだったね」

「チャンスがある時はいつでも、シャルルとレースすることができる。そのことには感謝している。今日もそういうことだったんだ」