表彰台を巡るフェラーリ同士の大激戦、ルクレールは大満足「レースとは常にこうあるべき!」
イタリアGPではレッドブルのマックス・フェルスタッペンが10連勝の記録を打ち立て、セルジオ・ペレスとワンツーフィニッシュを達成する中、フェラーリの2台は表彰台最後の一席を巡って激しく争った。
ファイナルラップには、DRSを使ったルクレールがターン1への進入でオーバーテイクを試みたが、タイヤをロックさせてしまい、危うくサインツJr.に追突してしまいそうになるシーンもあった。
最終的に4位となったルクレールは、カート時代を彷彿とさせるバトルを楽しんだとSky Sportsに語った。
「個人的には本当に楽しかったよ。僕の考えでは、レースは常にこうあるべきだ」
「カートの頃を思い出すよ。みんなが限界で、お互いに近いところを走っていた」
「DRSのおかげで、僕たちは互いのすぐ近くにいることができた。カルロスとのバトルは、本当に限界だった」
ルクレールは自分もサインツJr.も、”動きすぎ”たかもしれないと認め、チーム代表のフレデリック・バスールは楽しめなかっただろうと語った。
「何度も何度も接近したよ。トリッキーな瞬間がたくさんあった」
「ブレーキングでふたりとも少し動きすぎたけど、最終的には文句はない」
「これこそが僕の大好きなレースの醍醐味であり、お互いに戦っているときにアドレナリンを感じた。本当に楽しかった」
「カルロスのディフェンスも限界だったし、僕のアタックも限界だった。ここモンツァで表彰台に上がるのは、僕たちふたりにとって大きな意味がある。だから全力だったんだ」
「僕はいつも、こういうレースが好きなんだと言ってきた。今日はとても楽しかった」
「フレッド(バスール代表)と話し合うことになるだろうね。ラスト数周、彼の心拍数は高かっただろうから、今は少し休息が必要だろう!」
バスール代表は、レース後すぐにリプレイは見たくないとジョークを飛ばしつつ、ドライバーたちとその動きについて話し合うと語った。一方で、チームがふたりのバトルに介入しなかったことについては誇っているという。
「ちょっと奇妙な気分だが、私は彼らにレースをさせるのが大好きなんだ」
「彼らにリスクを冒すなと伝えたが、それは常に相対的なものだ。でも最後の2、3周は本当に素晴らしかった」
「レース後に話し合おうと思っている。今夜も明日も彼らはファクトリーにいるんだ」
「私はポジションを固定したくはなかった。今夜は(リプレイを)見たくないがね!」