レッドブルF1重鎮、メルセデスから“やっかみ”も「真剣勝負できる相手以外興味ない」と知らぬ顔
メルセデスのルイス・ハミルトンは、圧倒的な強さを見せるレッドブルのマックス・フェルスタッペンが自身ほど手強いチームメイトに囲まれてこなかったと示唆し、ソーシャルメディア上で多くの議論を引き起こした。
さらに、メルセデスのトト・ウルフ代表はイタリアGP後、フェルスタッペンの10連勝という記録樹立について「Wikipediaに載るだけだ」と発言したことで、こちらも物議を醸した。
レッドブルのマルコは、メルセデス陣営から聞こえてくるコメントはメーカーとしての姿勢について述べたモノであり、彼らが騒ぐべきことではないと示唆した。
「それが(メルセデスとレッドブルの)違いだ」
motorsport.comに対してマルコはそう語った。
「我々は最高のパフォーマンスを引き出すために自分たち自身を見ている。メルセデスが我々にとっての真剣なライバルでない限り、我々は気にしない」
「我々はただ、自分たちのことを見ている。我々は全力を尽くす。彼らのように話をでっち上げることはない」
一方フェルスタッペンは、メルセデスからの発言について、長年F1のトップに君臨してきたチームが2022年以降の敗北を受け入れるのは容易ではないということを示しているとの考えを語っている。
「メルセデスとしては、敗北に対処するのはとても難しいことだと思う。何年もずっと勝ち続けてきたんだから、それはもちろん問題だよね」
フェルスタッペンはイタリアGPでそう語った。
「でも結局のところ、現実的である必要がある。(勝つことが)不可能なら、それは不可能だ。他のチームがやっていることも評価しなければならない。メルセデスが圧倒的な強さを誇っていた数年間、僕らはそうしていた」
「あの頃の僕らは『もっと頑張らないと』って自分たちに言い聞かせていた。単純に、僕らは当時彼らと比べて良くなかったからね」
「今、僕らが成し遂げていることはそれほど特別なことじゃないといい続けることもできる。少なくとも彼らはそう思っているだろう。でも結局、自分自身に集中するしかない。違いを出せるのはそれだけだからね」