F1メカ解説|ハイダウンフォース必須のシンガポール夜間決戦! 各チームが持ち込んだマシンをチェック:F1シンガポールGPピットレーン直送便
レッドブルは、シンガポールGPに新しいデザインのリヤウイングを投入した。このリヤウイングは大きなダウンフォースが求められるシンガポールに合わせただけでなく、他の複数のチームが採用した、フラップが翼端板から独立し、単独で存在するようなデザインのモノになっている。これはアルピーヌが最初に投入し、その後アルファタウリやマクラーレンも投入したモノである。
■ウイリアムズ
ウイリアムズは、シンガポールGPに2種類のフロントウイングを持ち込んでいる。ローガン・サージェントはそのうち、古い仕様のものを使う予定のようだ。
一方でこちらは、アレクサンダー・アルボンが使うために準備されている新しいデザインのフロントウイング。旧仕様のモノと比較すると、フラップの角度を調整できる可動部分がより幅広くなっている。
■フェラーリ
フェラーリがシンガポールに持ち込んだ、ハイダウンフォース仕様のリヤウイング。メインプレーンはより深いスプーン形状になり、フラップと翼端板の接続部は、通常よりも角張ったデザインになっている。
■フェラーリ(2)
大きいリヤウイングを搭載したこととバランスをとるために、フロントウイングで発生するダウンフォースも増やすべく、フラップ後端にガーニーフラップが取り付けられている。
■メルセデス
メルセデスが採用したハイダウンフォース仕様のリヤウイング。メインプレーンとエンドプレート、そしてフラップそれぞれの接続部には、金属製のパーツが使われているのが特徴だ。フラップと翼端板の接続部には大きなカットアウトが存在し、フラップが単独で存在するのに似た格好になっている。
■アルピーヌ
アルピーヌも、ハイダウンフォース仕様のフロントウイングを投入。フラップの後端は、激しい波状になっている。