角田裕毅、シンガポールGP初日はソフトタイヤの扱いに苦しむも、アップデートに好感触「マシンは確かに改善されている」
今回のグランプリに、アルファタウリは大規模なアップデートを投入。その効果もあってかFP1も、FP2の序盤も、角田はトップグループと遜色ないペースを発揮した。しかしFP2の中盤、ソフトタイヤを履くと思うようにタイムは伸びず、前述の通りこのFP2を16番手で終えた。
「全体的に今日は悪くなかったです。終盤、ソフトタイヤでのグリップが低下し、ミディアムタイヤと比べてあまり前進することができませんでした。何が起きたのか、調べる必要があります」
角田はチームのプレスリリースにそう語った。
「シンガポールは、他のコースと比べて全く異なる特殊なコースであるため、アップデートがどの程度うまく機能しているのか、すぐに理解するのは難しいです」
「でも、マシンは確かに改善されていますし、特にリヤのサポートが改善されています。細かいことは予選で分かるでしょう」
「フィーリングは良いですし、明日再び走るのを楽しみにしています」
チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エドルズも、角田がソフトタイヤで苦戦した理由を確認する必要があると語る。
「ミディアムタイヤでのパフォーマンスは、変更が正しい方向に進んでいることを示した」
そうエドルズは語る。
「ソフトタイヤでのショートランに移ると、リアム(ローソン)はラップタイムを記録することができましたが、ユウキはグリップに苦しみ、タイムがあまり伸びなかった」
「これは、明日に向けて取り組む必要がある。ロングランでのデグラデーションは、マネジメントできると思う。各チームが、様々なコンパウンドを使用した。日曜日に向けて最善の戦略を決定するためには、多くのことを試す必要がある」
「我々は、ショートランのパフォーマンスと、ソフトコンパウンドのポテンシャルを最大化するために、何をすべきなのか……それに焦点を当てている。ただ全体としては、ポジティブな週末のスタートとなった」