リアム・ローソン、来季リザーブに戻るのは”嬉しくない”けど……「今はただ、このチャンスを最大限に活かすだけ」
スーパーフォーミュラでタイトル争いを演じ、シンガポールGPでは予選Q3進出、9位入賞を果たしたローソン。そのパフォーマンスを見る限り、レッドブルは角田裕毅、ローソン、リカルドの3人から来年アルファタウリのシートに座るふたりを選ぶことになりそうだ。
ローソンは日本GPの週末を前に、F1でレースを経験した後にリザーブドライバーに戻るのは嬉しくないと認めた。
「リザーブに戻るのはうれしくない。それは明らかだけど、F1を戦うのがどれだけ難しいかは分かっている」
「それが本当に難しいタイミングがあることも理解している。だからなるようになるし、そういうことはあまり考えていない。ただ、このチャンスを最大限に活かしたいんだ」
ローソンは、2戦連続の慌ただしいレースで話し合いの時間がほとんど取れなかったため、代役の役目が終わった後に物事が動き出すことを期待している。
ただ日本GPの次のカタールGPではリカルドが復帰する可能性が高いため、ローソンは日本GPで結果を出すことだけに集中すると話した。
「正直なところ、今回も将来について話し合う時間はあまりなかった」
「これまでのところ、かなりポジティブなことが起こっている。でも僕からのメッセージはただ落ち着いて、物事が片付くまで、ダニエルが戻ってきて今のチャンスが終わるまでは結果を出し続けることだと思う」
「だから、基本的にはいい仕事をしながら、同じことを続けるだけだよ」
「もちろん僕はF1に出たい。今、僕にはこのチャンスがあるから、ここにいられるということを示せるよう全力を尽くしたいと思う」
「でも、そういう話し合いに関しては、今週末が終わってからになるだろうね」
ローソンは、準備不足を考えれば自分自身のパフォーマンスには満足しているが、アルファタウリのマシンから引き出せるものはまだあると感じていると付け加えた。
「マシンに乗っている時間が長ければ長いほど、より多くのことができる。それが自然なことだ。僕がどんなふうに参戦することになったかを考えれば、うまくやってきたと思う」
「今シーズンすでに11レースか12レース多く戦っているドライバーたちを相手にしているんだ。だから、僕たちは間違いなく追いつこうとしている」
「毎週、クルマに慣れてきているから、今週末はもう一段階快適に走れることを願っている」
「これまで乗ってきたどのクルマと比べても、F1に慣れるにはかなり時間がかかるんだ」