ミック・シューマッハー、来季はアルピーヌWEC入り? メルセデスF1リザーブとの兼任にウルフ代表は理解
ハースから2021年にF1デビューを果たしたシューマッハー。しかし彼はクラッシュも多くチームの予算面に悪影響を及ぼしたことも原因となり、2023年のレギュラーシートを失ってしまった。
今季は父ミハエルとも関係の深かったメルセデスとリザーブドライバー契約を締結。F1復帰を目指し雌伏の時を過ごしていた。
しかしF1の2024年の各チームのシートは、ほぼ全てが埋まりつつある。9月20日現在残されているのはウイリアムズとアルファタウリのシートのみだ。そしてその両チームとも、シューマッハーが割って入る隙はないと言っていい。
そしてシューマッハーは2024年の活動プランで、WEC(世界耐久選手権)のアルピーヌとの関係が指摘されている。
motorsport.comの調べでは来季からLMDhマシンでの参戦を開始するアルピーヌが、新しいプログラムを率いるビッグネームを求めているようだ。そしてドライバーラインナップは10月に発表される可能性が高い。
そして、もしシューマッハーがアルピーヌWECプログラムに参加した場合でも、メルセデスF1のリザーブドライバーは引き続き務めることができそうだ。
メルセデス代表のトト・ウルフはシューマッハーは「家族の一員」であり、「常にホームであり続ける」ためアルピーヌと契約したとしても関係を終わらせる必要はないと語った。
「ミックは我々のリザーブドライバーとしてここに居場所があるし、彼は我々ファミリーの一員だ」とウルフ代表は言う。
「我々は彼がその役割(リザーブ)にとどまってくれることを期待している。我々は彼にクルマに乗る時間を与えるし、彼はWECやスポーツカーなどの他のメーカーのワークスシートを獲得することが可能だ」
「我々はこれからも、彼のためのホームであり続ける」
「どのプログラムにするにしろ、向こう側が大丈夫なら彼は我々のリザーブドライバーに留まることができるんだ」