MotoGP第13戦インドGPが開幕し、初日午後のプラクティスが行なわれた。トップタイムを記録したのはVRの46のルカ・マリーニだった。

 ブッダ・インターナショナル・サーキットを舞台に、今年初開催となっているインドGP。初日午前のフリー走行1回目では初開催のコースらしく多数のコースオフが発生していた。

 午後のプラクティスは約1時間遅れでのスタートとなり、現地時間16時過ぎということもあり若干日が傾き始めている中での走行となった。なおこのプラクティスもFP1と同じく通常よりも走行時間が拡大され、70分間の長さで走行が行なわれた。

 FP1ではマルコ・ベッツェッキ(VR46)の記録した1分45秒台のタイムがトップタイムとなっていたが、プラクティスの結果で予選Q1とQ2の振り分けが決められるため、セッション終盤にはインドGPで初の本格的なアタックが予想された。

 プラクティスの走行は、ライダー達も徐々にコースに慣れてきたためかFP1のときよりもペースのあがりが良く、ベッツェッキが1分45秒993をマーク。しばらくの間、これが暫定トップタイムとなった。

 その後セッション中盤にかけてホルヘ・マルティン(プラマック)やルカ・マリーニ(VR46)、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア)といったライダー達が暫定トップタイムを超えるスピードを発揮し、トップが入れ替わっていった。

 そして残り15分の段階で、トップタイムとなっていたのは1分45秒361を記録したマーベリック・ビニャーレス(アプリリア)だった。

 終盤のアタックでは更にタイムが縮まり、マルティンが1分44秒790を記録。アレイシ・エスパルガロも1分44秒台の僅差のタイムで2番手に続いた。

 そしてマリーニが1分44秒782をマークして暫定トップでラストアタックを迎えたが、これを超えられるライダーは現れず。プラクティスはマリーニが最速、2番手にマルティン、3番手がアレイシ・エスパルガロという並びとなった。

 なおラストアタック時に中上貴晶(LCRホンダ)が転倒し、イエローフラッグが掲示されたことも他のライダーのアタックに影響を及ぼした可能性がありそうだ。その中上は21番手タイムでプラクティスを終えており、予選はQ1スタートだ。

 プラクティスの結果、マリーニがトップで予選Q2へ進出。4番手マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)以下、ベッツェッキ、ビニャーレス、フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)、ファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)、ヨハン・ザルコ(プラマック)、ジョアン・ミル(レプソル・ホンダ)までの10名がQ2直接進出となった。