マルコ・ベッツェッキ、インド初のポールシッターに! ドゥカティ勢上位独占|MotoGPインド予選
初日午後のプラクティスの結果、苦戦が続いてきたレプソル・ホンダの2人が直接Q2へ進出するというサプライズがあった。一方で中上貴晶(LCRホンダ)は転倒もあって21番手タイムと苦戦し、Q1からのスタートとなった。
予選Q1が始まると、セッション前半からライダー達は初日を上回る速さを発揮。ブラッド・ビンダー(KTM)は1分44秒761と、初日プラクティスのトップタイムを大きく上回るタイムを記録。これが暫定トップとなり、ラウル・フェルナンデス(RNF)が1分44秒台のタイムを刻んで、2番手に続いた。
Q1後半のアタックでは1分44秒台のタイムを記録するライダーも増え、中でもフェルナンデスが1分44秒410をマークしトップに立った。
またアレックス・マルケス(グレシーニ)が1分44秒519で2番手に続いていたが、彼はラスト1分というタイミングでハイサイドを喫して転倒。強打した体が痛むのか、しばらくの間コース上でじっとしており、その後はマーシャルの助けを借りてコースを後にした。
Q1のラストアタックではそれ以上のタイム更新は発生せず。フェルナンデスとアレックス・マルケスの2人がQ2へと駒を進めた。なお中上貴晶は5番手タイムで予選Q1敗退となった。
インドGPで初のポールポジションは誰になるのか? 注目の予選Q2は好調が続いているホルヘ・マルティン(プラマック)が1発目から1分44秒520と好タイムをマーク。なおQ1終盤に転倒したアレックス・マルケスはQ2に参加できなかった。
マルティンは絶好調の走りで、1分44秒153まで自己ベストを更新。VR46勢も好タイムを刻む中、暫定トップを維持してセッションを折り返した。
フランチェスコ・バニャイヤ(ドゥカティ)やルカ・マリーニ(VR46)が自己ベストを更新しつつも、前述のマルティンのタイムには届いていなかったが、ラスト2分でベッツェッキが驚異のアタックを見せ、1分43秒947をマーク。暫定トップが入れ替わった。
マルティンも負けじと次のアタックで自己ベストを更新していくが、1分43秒990で僅かに届かず……それ以降トップタイムを更新するライダーは現れず、予選が終了した。
インドGPの予選は最終的にベッツェッキがトップタイム。初のポールポジション獲得者として、歴史に名を刻んだ。2番手がマルティン、3番手がバニャイヤだ。
ホンダ勢は最終的にジョアン・ミルが5番手、マルク・マルケスが6番手となり、セカンドロウを確保した。